どうやら二人は拗れてるらしい

そのにじゅーく！ ページ30

快斗も来てたけど、一切話してない。
…てか、目も合わせてないです…

だって！！あんなフラれ方しといてまだ懲りずに近付くとか気持ち悪いよね！！？

…まあ、怖くて近寄れないだけ、なんだけど。
休み時間の度、白馬くんと青子、紅子ちゃんが私の所に来てくれる。

なんでも、「快斗を近寄らせないように」だって。
なんだかこの人達、過保護だよね？

学校は何事もなく終わって、家に帰った。

貴「ただいまー…」

相変わらず、何の返事もない。机の上にはお金が置いてあった。

…今月のご飯代、かな。
家賃とか光熱費は親が払ってくれてるから、それの心配はしてない。
…ご飯、作る気にもなれないなぁ。

青子んちに行こうかとも思ったけど、快斗が来てそうだからやめた。

…あ！そうだ、ポアロに行こう！！

貴「あわよくば、コナン君に会えたらいいけど…」

今現在、五時くらい。
…急げば会える、かもしれないし。早く準備しよう！

私はバタバタと音を立てて、支度を始めた。
一応、コナン君に連絡はいれておいた。

貴方今日、ポアロにご飯食べに行くの

貴方もし親御さんの許可が出たら、来て欲しいな!

こんな感じで。
さて！行くとしますか！

私は家の鍵を閉めて外に出る。
…と、快斗の姿を見かけた。如何にも不機嫌です、みたいな顔をしてたけど…
私には、関係ない…よね。

歯をかみ締めながらポアロへと走った。

そのさんじゅー！→←そのにじゅーはち！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す