そのじゅーいち！ ページ12
快「いつから気付いてたんだ？」
貴「んー…ちょっと前からかな。快斗、わかりやすかったし…」
そう言うと、「わかりやすいはねぇだろ〜」と笑われてしまった。そんなおかしい事言ってないのになぁ。
貴「ていうか、こんな所で油うってていいの？」
快「んー、平気じゃね？睡眠ガス使ったし…下にいる奴らは今頃寝てると思うぜ？」
貴「そっかぁ。」
モノクルをつけてみたり、シルクハットを被ったり、私は快斗の話を聞きながら衣装で遊んでいた。
すると、快斗が少し小さめな声で私に聞いてきた。
快「…何でこんな事してるか、聞かねえの？」
貴「ん？…んー…話してくれるまで待つよ。心の準備とか、話せる時が来るまで、ね。…無理に聞き出したくないから」
私はシルクハットとモノクルをつけた状態で笑いかける。快斗がこんな事をするのは、きっと理由がある。けれど、私はそれを無理に聞き出す気は無い。
きっと、いつか話してくれるまで。私は待つ。
無理矢理聞いてももやもやしちゃうからね。
快「そっかー。…なんかわりーなー。」
貴「いや別に平気だけどね？」
二人して顔を見合わせて笑っていると、ばん！と屋上の扉が開く。
コ「キッド！やっぱり此処か！…A姉ちゃん！何もされてない！？」
快「げっ！お、おい返せ！！」
貴「あわわ急かさないで！！」
コ「ん？…キッドのシルクハットとモノクル…？」
やばい！コナンくんに素顔を見られたら快斗、取り返しがつかないことになる！！
私は慌てて快斗にモノクルをつけて、シルクハットを深く被せる。
快斗は決めゼリフ(?)を言うのも忘れてハンググライダーで飛んで行った。
コ「あっ！待て！！…くそ、また逃したか…」
貴「…あはは…」
私は今の場所から、コナンくんがいる方に歩いていく。
コナンくんはまだ納得がいかないのか、ブツブツ何かを言っている。
？「コナンくん、キッドは！？」
コ「もうにげちゃったよ…」
？「…そうですか…」
誰だろう、あの人。
褐色肌で、メガネしてる…？空手の道着着てるけど…なんか強い人なのかな？
コナンくんが私の方に来て、くいくい、と裾を引く。
コ「A姉ちゃん。キッドと何話してたの？…シルクハットとか持ってたし、顔を見たんじゃないの？」
？「！そうなんですか！？」
貴「何って言われても…キッドの素性の話じゃないよ？…顔は…何処かで見た事があるんだよね…」
そう言うと、コナンくんはさらに食いついてきた。
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ルナ(プロフ) - どうやったらこんな感動するストーリーが作れるんですか!?すごいですね！更新、頑張ってください!! (2020年11月15日 21時) (
レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 面白かったです！続きが気になります！更新頑張ってください応援してます (2019年8月19日 14時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続きが気になります！ 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね！ 応援してます 長々とすみません (2019年5月3日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2019年4月2日 14時
