そのに! ページ3
時は過ぎ、昼休み。
Aはいつものように、青子と紅子とお昼ご飯を食べていた。
貴「ねぇ〜!どうしたら快斗に振り向いて貰えると思う?」
青「またそれ〜?大丈夫だって!快斗もAの事好きだよ!」
紅「ええ、そうよ。もっと自信を持ちなさい?」
貴「でも…朝も夫婦って言われたら凄い嫌そうな顔されたし…やっぱり、私とそういう風に見えるの、嫌なんじゃないかなって…」
青「それは照れ隠しだってば〜」
紅「そうよ、彼は照れ屋なの。きっと、そんな風に言われて照れただけだわ。」
貴「そうかなぁ…?だといいんだけど…」
好きな人にあそこまで拒否されると傷つくよぉ〜!としょんぼりしている。
そんなAの様子を見た二人は、こう思った。
青&紅「(早くくっつけばいいのに…)」
ところかわって、此方は白馬と黒羽side。
二人は二人で、話をしながらお昼ご飯を食べていた。
快「ほんとによぉ〜!彼奴、危機感ってもんがねーんだよ!毎日毎日腕にひっついてくるしさぁ…可愛いの自覚しろっての!!」
白「はは…まぁ、Aさんは見た目もいいしね。黒羽くんは本当に大変だ」
苦笑しながら相談という名の惚気を聞いている白馬。黒羽は惚気という自覚があるのかないのか、更に話を続ける。
快「彼奴俺よりちいせぇからさ、上目遣いなんだよ、それがもう…ほんとに可愛い…」
白「はは…ベタ惚れだね…」
最早失笑の勢いで白馬は聞いている。
黒羽はそんな白馬を無視するかの如く、話し続ける。
何故ここまで拗れているのか、白馬は気になったが、火に油を注ぐようなものだと思ったので黙って聞いていた。
快「聞いてんのか!?」
白「聞いてるって。…それでどうしたんだい?」
快「夫婦って言われた時よー、俺が違うっつったらそれに便乗して否定されたからさぁ。…やっぱり俺とじゃ嫌なのかもと思ってよ…」
白「君が否定したからそれに合わせたとかじゃないのか?」
快「笑顔でバッサリ否定したんだぞ?ないって…。あー…ノリにのって夫婦だって言っちまえば良かったのか…」
白「…告白とかしないのかい?」
快「出来るか!彼奴俺の事ただの幼なじみって思ってるだろうし…。あーでも彼奴が他の奴にとられるのは嫌だぁあ…!」
白「それはないと思うよ。彼女、黒羽くんにべったりじゃないか。」
快「それこそねーだろ…」
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ルナ(プロフ) - どうやったらこんな感動するストーリーが作れるんですか!?すごいですね!更新、頑張ってください!! (2020年11月15日 21時) (レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年8月19日 14時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続きが気になります! 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! 応援してます 長々とすみません (2019年5月3日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nameless0621 | 作成日時:2019年4月2日 14時