学級裁判、休憩！ ページ44
狛「じゃあくじ引きで決めるのはどう？掃除を決める時に使ったのがあるし、すぐ決まるよ？」
そう言って狛枝くんはパッとくじ引きを出してきた。
皆も特に異論はないのか彼に群がっていく。
そこで俺は声を上げた。
「えーッ！不公平じゃん！」
…その俺の声に、皆が振り向いた。
狛枝くんと目が合う。彼は俺を見て、少しだけ驚いたような顔をしたあと、いつもの笑顔をうかべた。
狛「えっ…と…王馬クン？不公平ってどういうこと？」
小「そうよ王馬。いい加減にしてよ！こんな事になってて気が滅入ってるのに、アンタの相手なんかしてられないわ！」
西「ほんっと王馬おにぃ空気読めないよね〜」
左「何が不公平なんだよ？一回引いたからわかるけどよォ…特に変な点はなかったぜ？」
口々にそう言われる俺。
そんなに信用ないの？泣いちゃうぞ。
日「……そうか！」
花「うん？どうしたんだい日向くん」
日「皆、狛枝の才能って覚えてるか？」
おっと、日向くんは気づいてくれたみたいだね。
日向くんがそう指摘した事でハッとする皆。おお、主人公の発言力、凄まじいな。
ソ「確か…狛枝さんの才能は"超高校級の幸運"…でしたわ」
終「つまり…どういうことだ！？」
弐「幸運の持ち主と運試しをしたら、公平にならん。そういうことじゃな？」
日「ああ。運で狛枝に勝てる奴はいないと考えていいかもしれない。そうなると、くじ引きはできない。」
澪「でもでも！それじゃどーやって決めるっすか？あみだくじ？ジャンケン？」
十「いや…日向の推測通りにいくのなら、その二つもダメだ。…やむを得まい、俺が決める」
その言葉にざわめく皆。
まー当たり前だよね。一人が勝手に決めるとか…それこそ犯人だったらどうすんだよって感じだもんね。
田「それでは貴様が犯人だった場合…どうなるのだ」
辺「一人が決めるのはあまりにも無謀だ。」
七「うん…あんまり、良くない気がする」
十「では…俺は五人組で行動するというのはどうだ？他に四人いれば怪しい動きなどできまい。」
西「共犯者とかいるかもよ〜？」
「いたとしても、他の三人に怪しまれないのは無理だよね！誰が見てるかわかんないんだから！」
そうフォローしておいた。
日向くんの「それに賛成だ！」の一言により、十神くんの意見は可決された。
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MOTTO - 面白かったです！よければ更新お願いします！ (2021年10月18日 14時) (
レス) @page49 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
Minto - 面白かったです！出来れば続きよろしくお願いします！ (2021年7月17日 23時) (レス) id: 630c466c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年4月26日 19時
