俺は"嘘吐き"だからね！ ページ35
九「…は？」
「それだけでいいよ！」
九「それで何でテメーが得すんだよ…」
「あは！好きに解釈してね！それが正解でいいよ？」
にこにこしながら俺はそう答えた。
協力者でもない彼に言える事は何も無い。モノクマに勘づかれたら終わりだ。
なるべくバレないように慎重に、そして警戒するに越したことはない。やりすぎなレベルで…ゆっくり。
九「…わかった、その条件を呑めばいいんだな？」
「必ず呑んでくれるなら話してあげるよ！」
九「本意じゃねえが…九頭龍の名にかけて誓ってやるよ」
「うーん、まあそれでいいかな！」
俺がそう言うとイラッとした様子で早く話せと怒られた。ぴえん。
「えーっとねー、なんで分かったかって言うと」
九「…おう」
「知ってたから？」
九「…は？」
「それだけだよ。」
九「…はあ！？」
オーバーリアクションすぎるだろ、芸人向いてるよ九頭龍くん。
あっ嘘だからそんなに厳しい目を向けないで惚れちゃうかっこよすぎて惚れ(て)るから！
「答えたからもういい？」
九「何で知ってんだよ！お前と会ったことなんて…」
「その質問は"オレが二人の関係を知っている理由"に関係ないよね？答えないよ？」
九「っ、お前…！！」
「あはは！嘘だと思ってもいいよ？俺は嘘吐きだからね！守るって事自体が嘘かもしれないし、さっきの答えが嘘かもしれない。…もしかしたら、嘘を言ってないかもしれない！」
わざとそう言えば、ｸﾞｯと口を噛んで考え込んでしまう九頭龍くん。
俺は仕方ないのでそんな九頭龍くんに別れを告げて外へと出ていった。
…え？引き止められなかったのかって？
引き止められたよ？聞こえないふりして出てきちゃったけど。
だって！推しと屋根の下二人きり！！
心臓が飛び出ちゃうよ！無理無理可愛いかっこいい凄い好き！！！真剣な顔も怒ってる顔も！ゲームじゃ見られない顔みたせいで供給過多なんだよ！！
外に出なきゃ倒れちゃうね！
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MOTTO - 面白かったです！よければ更新お願いします！ (2021年10月18日 14時) (
レス) @page49 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
Minto - 面白かったです！出来れば続きよろしくお願いします！ (2021年7月17日 23時) (レス) id: 630c466c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年4月26日 19時
