わかりやすい子 ページ33
「にしし、九頭龍ちゃんはいい反応するね！」
九「こﾝのボケが…！」
「きゃー！七海ちゃん助けて！」
七「…むんっ」
九「おい、もういいか？そろそろキレんぞ。」
あまりにもすごまれたので大人しく出てきました。
とってもこわかったです、まる
九「…俺ァ王馬に用がある。来い」
「人目のないとこに連れ込む気ー！？きゃー！ケダモノー！！」
七「九頭龍くん…」
九「その口塞いでやろうかボケが！！！」
「えっ…な、七海ちゃんもいる前で？ちょっと恥ずかしいなぁ…」
九「やっぱり削ぎ落としてやる」
おっと怖い。
これ以上揶揄うのはやめよう。俺の命が危ういぞ。
俺は笑顔で「冗談だよ！」と告げて七海さんと別れた。
まさか本当に餌に釣られるとは思わなかったなぁ…。
俺はそのまま九頭龍くんのコテージに案内された。
…え、まさかの個室？個室なの？
そう戸惑っていたら、九頭龍くんに顎で入るように促されたので大人しく入った。
「それで、九頭龍ちゃんはオレに何の用かな？」
九「とぼけんな。…お前、どこまで知ってる」
「知ってるって…なんの事？」
ギロッと効果音が着きそうな程に睨まれた。
いやん、そんな睨まないで。惚れるから。もう推しの供給過多で死にそう。とても心臓がうるさい。
九「下手に誤魔化すなよ。…そん時は、命の保証はねえ」
「わあ！そんな堂々と脅してくるなんて九頭龍ちゃんって大胆だね！」
九「答えろ、王馬！」
「うーん…知ってるっていうか…わかりやすいよ？」
九「ああ？」
「だってオレが九頭龍ちゃんに話しかける度に、すっごい殺意向けてくるんだもん。わかりやすいよ。
…聞きたいのは、辺古山ちゃんの事だよね！」
九「！！」
目を見開く九頭龍ちゃん。
そりゃそうだ。会って間もない(と思ってるだけだけど)人にそこまで見抜かれるなんて怖い以外何ものでもないよね！
ニコニコする俺と反対に厳しい顔をする九頭龍くん。
部屋の空気が重くなっていくのがわかった。
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MOTTO - 面白かったです！よければ更新お願いします！ (2021年10月18日 14時) (
レス) @page49 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
Minto - 面白かったです！出来れば続きよろしくお願いします！ (2021年7月17日 23時) (レス) id: 630c466c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年4月26日 19時
