人気者は辛いよ… ページ24
俺達がレストランに着くと、皆すでに揃っていた。
あ、俺達が最後なんだ。
ジロジロと感じる視線をよそに、ニコニコとしながら何食わぬ顔で十神くんに話しかけた。
「来たよ、十神ちゃん！それでそれで？話って何？わざわざ呼びに来たからにはつまんなくない話なんだよね？」
十「ふん、そう慌てるな。…喜べ、今日の夜、パーティーを開催する事にしたぞ。」
…きたな、第一のフラグ。
どうへし折ってやるのがいいだろうか…。
選択肢をいくつかあげよう。
まず一つ目はパーティーに参加して、会場に行く前にアイロンの仕掛けを断つ。
これは俺が直接やる事で、失敗する可能性はグンと減るし、最後まで見届けられる。
次に、パーティーに参加しない。それとなく仕掛けの事を話して誰かに仕掛けを見破ってもらう。
これはあまり取りたくないな。俺を信頼してくれる人が必要になる。現状、俺にはそんな人がいない。…最悪の場合、本編通りになってしまう可能性も否定できない。
三つ目、掃除を俺がやる。
…いちばん無理があるよな！！どんな風の吹き回しだよってつっこまれそう。…てか、俺の身長じゃ届かないから無理！！
一番できそうなのは一番目。パーティー参加するなら確実に防げるだろう。
防げるだろうけど、俺が参加する事で参加しない！という人が出てきたらマズイ。原作と変わっちゃうと対応が出来なくなる。
そうなると、二つ目の方がいい気がしなくもない。
ただ…俺の言葉を信じてくれそうな人。…それはいないな。対価で釣るのもありっちゃありだろうけど、そうすると何故俺が知ってるんだ？って話に行きかねない。
…悩ましいな。
狛「…王馬クン、王馬クン？聞こえてるかな」
「はぁ…考え事してるのに邪魔してくるなんて…」
狛「あ、ごめんね」
「狛枝ちゃんってつまらなくないね！」
狛「！？」
驚いている狛枝くんをよそに、俺はクジを引いた。
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MOTTO - 面白かったです！よければ更新お願いします！ (2021年10月18日 14時) (
レス) @page49 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
Minto - 面白かったです！出来れば続きよろしくお願いします！ (2021年7月17日 23時) (レス) id: 630c466c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年4月26日 19時
