宿が決まらない ページ11
「だ、れ、に、し、よ、う、か、な…っと」
俺は今、生徒手帳を開いている。
ほら、地図があるじゃん？あれを見ながら移動してる最中。
え？何処に泊まるかだって？
野暮な事聞かないでくれよ、考えてみろ。推しと一つ屋根の下だぜ？
尊くて吐いちゃうよ。
むりむりむりむりキャラ同士が仲良くしてんのはめちゃくちゃ良いし好きだしもっとやれなんだけどさぁ！そこに俺が入っちゃうと違うじゃん！！ただでさえV3じゃないのに！！解釈違いです！！
そんな思いが強いので、俺は野宿を選ぶ。
俺は間違ってない。そうこうしてたら暗くなってきた。…と同時に思った。
「そろそろ日向ちゃんのシーンくるかも…？」
彼は確か、プールのベンチに居たはず。俺はそっちに向かって歩き始めた。
「いたいた、日向ちゃーん」
日「…王馬か。」
「そんな嫌そうな目を向けないでよ！泣いちゃうよ！嘘だけど！」
日「……お前、あの言葉は本気なのか？」
俺の言葉を総スルーして、そう日向くんは聞いてきた。
あの言葉っていうのは…コロシアイって楽しそうとか言ったやつかな？信じたくないんだろうけど…。
俺は"王馬小吉"だから、真実は自分からさらけ出さない。
「…知りたい？なら、暴いてみせてよ。」
日「…暴く？」
「まあ本当の事言ってあげてもいいけどさぁ。それじゃあつまんないでしょ？だからさ、日向ちゃんがオレの本音を暴いてよ。」
そうしたら本当の事言ってあげなくもないよ？と笑った。
日向くんは悲しそうな、苦しそうな顔をした後、俯いてしまった。
「それより、此処で何してんの？」
日「考えを整理したかったんだ。もうよく分からなくて…」
「あはは！いきなりこんな事になったら無理もないよ！オレは慣れてるけどね」
ー…キーンコーンカーンコーン…ー
モ『えー、希望ヶ峰学園修学旅行実行委員会がお知らせします。
ただいま、午後10時になりました。オマエラの為にホテル内に各自のコテージを用意しています。それぞれ自分の部屋でゆっくりとお休みくださいませ。
但し、就寝の際にはしっかりと部屋に鍵をかけることを強くおすすめします。どこの誰が人殺しを企んでるか、分かったもんじゃないからね！
うぷぷ…ばいならっ！』
そんな放送が響いた。
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MOTTO - 面白かったです！よければ更新お願いします！ (2021年10月18日 14時) (
レス) @page49 id: a222e10854 (このIDを非表示/違反報告)
Minto - 面白かったです！出来れば続きよろしくお願いします！ (2021年7月17日 23時) (レス) id: 630c466c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年4月26日 19時
