気づいたら囲まれてた。 (ページ37)

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お料理クッキングタイム 4 ページ37

「そんな訳で作れるだけ作りました。」

ユ「うわぁ…！凄い豪華…！」

こんなにいいの！？と目をキラキラさせながら俺に聞く小エビちゃん。これは相当食べれてないと見た。
お肉は単体で焼いたよ。ガーリックなタレで炒めたので結構パンチのある味だと思う。

ユ「お肉とか久しぶり…。」

「…そんなに食ってなかったのか？」

ユ「ツナ缶が高いからね…。雑草生活だよ」

「…今度、学園長に直談判しに行くか」

エ「そうしようぜ、流石に不憫だわ…」

デュ「その時は僕も呼んでくれ。」

当の本人(小エビちゃん)は料理に釘付けだったので、そろそろご飯食べていい許可を出すか。
え、アザラシちゃん？ヨダレをダラダラ垂らしながらサラダを見つめてるよ。

「…さ、食べようぜ」

ユ「うん！いただきまーす！！」

「…？」

グ「子分の故郷の挨拶なんだゾ！いただきまーす！」

エ「へー。じゃオレも。いただきます」

デュ「え、えと、いただきます？」

「…いただきます」

そう言って各々食べたいものを食べていた。
アザラシちゃんはサラダの上のツナを、小エビちゃんはお肉を、エースはキノコ、デュースはオムレツ。
そんな感じでそれぞれ違うのを食べてた。

エ「うっっま！！」

デュ「とろとろで美味い！」

グ「うんま～い！ツナとマヨネーズ、美味いんだゾ！！」

ユ「お肉…！お肉の味だぁ…！！」

一人だけおかしな感想が混じってたけど、俺は優しいので気にしないであげた。

エ「そうだ！これマジカメにあげようぜ！」

デュ「いいな！皆に自慢しよう！」

グ「オレ様が目立つようにしろ！」

ユ「いいよ！早く撮ろー！」

「俺はいい。…あ、山菜うま」

そう言ったら、ノリ悪～とかそういう声が聞こえたけど気にしない。
写真あんま好きじゃないし…。

グ「オレ様、Aに抱っこされたいんだゾ！その方が目立つ！！」

「サラッと巻き込むなぁ」

ユ「ふふっ、お願いしていいかな？」

「…わかったよ」

デュ「ありがとう、A！」

エ「んじゃ決まり！撮るぜ～…はいチーズ！」

ぱしゃり、と音がする。カニちゃんがそれをマジカメにアップしたらしい。俺はやってないのでわからん。だけどなんかその後、俺の携帯が暫く鳴り止まなかった。怖い。