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大問題ハプニング 4 ページ20

エ「さ、三人とも来ちゃったじゃん…」

デ「え、あ、ど、どうするんだ…？」

グ「こんなのどうしようも無いんだゾ…」

「四面楚歌状態なう、ぴえん」

ラ「巫山戯る余裕はあるんすね。」

ふざけないとやってらんないじゃないですかーヤダー。え、これ俺どうしたらいいの？
どの人も敵に回したくないんですが。

フ「あ？お前らイタチザメちゃんになんの用～？俺が先に約束してたんだけどぉ？」

レ「知るかンなこと。此奴借りるぞ」

リ「学園長に会わなければならないので後にして貰えませんか、キングスカラー先輩。」

「ｵｩﾌ…」

目線と目線で火花散らしてるんだが？
フロイド先輩は俺の首辺りに腕を巻き付けてるし、リドル先輩は俺の手を引いてるし、キングスカラー先輩は俺の腕をガッシリ掴んでる。最後に重要な事を言うぞ。どの人もギチギチ引っ張るから色んな所が痛い！

フ「イタチザメちゃんはラウンジ行くの～」

レ「馬鹿言え、此奴は寮に連れてく」

リ「学園長の所へ行くんだ。」

「痛い痛い痛い痛い」

デ「助けてやってくれ監督生！」

ユ「む、無茶だよ！！」

ラ「ちょっギチギチ聞こえるんすけど！れ、レオナさん引っ張りすぎです！！」

あ～も～…どしよ。引っ張られ過ぎてなんか感覚ないんだが。仕方ないなぁ…。ため息を吐いてから俺はこう言った。

「キングスカラー先輩、パシリにエースとグリムと監督生を差し出します」

エ「はぁっ！？」

ユ「エッ！？」

グ「ふなぁっ！？」

レ「ほう？」

ラ「友達売りやがったッスね…」

知らん知らん、そんなの聞こえない。
レオナ先輩は品定めをするような目をしたが、俺の「体力に問題は無いです」が効いたのか今回は引いてやるって言って三人と一匹を連れてった。

「ローズハート先輩、俺今日は予定があるので申し訳ないですが後日にお願いします」

リ「…確かに、君にアポは取れていなかったが…学園長から許可を貰ういい機会だろう？早めの方がいい」

「あのカラス、なんて言ったか知ってます？『聞かなかった事にしてあげます。私、優しいので！』…ですよ？」

リ「直談判してくるから待っていてくれ」

そう言ってツカツカ歩いてった。
正義感の強い人ならそうすると思ったぜ。

「…おまたせしました、フロイド先輩」

フ「あはっ、イタチザメちゃんならオレ優先してくれると思ってた～」

その後、フロイド先輩に首根っこ掴まれて引きずられながらモストロ・ラウンジに行った。