問題児:爆豪勝己 ページ10
あれから、俺は先生に叱られた。
職員室にわざわざ呼び出して、だ。めちゃくちゃムカついたから俺は職員室で騒いでやった。
「先生は友人がバカにされてるのを黙って見てろって言うんですか！！？」
先「なっ、声が大きい！！」
「クラスメイト全員から笑われてるのが普通だと仰るつもりで？だとしたら俺はアンタを訴えます！どんな手を使っても！！」
とか言い合ってたら校長先生が出てくる騒動になった。
結果として先生も俺も怒られた。反省するつもりは無いし納得もしてない。ぜってー許さねえからな。
「(くそ、結構長い時間捕まったな…。出久、もう帰ってるか？)」
俺は教室に向かって走っていた。
時刻は夕方を指している。普段ならとっくに帰っている時間帯だ。殆どの生徒はもう学校にはいない。
普段、俺と出久は一緒に帰っている。
別に約束した訳ではないけど、自然とそうなった。そして律儀な出久の事だから、俺を待っているに違いない。だから急いでいる。
「っは、やっとついた…」
俺が息を整えていると、中から聞こえてくるのは出久とクラスメイトの声。
何かあると思った俺は咄嗟に身を隠し、息を潜めた。こんな事もあろうかとレコーダーを持ってきた俺、天才。
レコーダーをつけて、耳を傾けた。
モ1「ていうか、お前マジで受けるわけ？」
緑「…そうだけど」
モ2「無理だろ！無個性が受かるわけねえよ！」
緑「…………」
モ3「個性がねえとヒーローになれる訳ねぇって！そんなん幼稚園児でもわかってることだろ？」
…懲りねえな此奴ら。
そう思いながら出るタイミングを伺っていた。
モ1「あ、じゃあ効率いい方法教えてやろうか？」
モ2「え何それ？」
モ3「…あ〜！！」
緑「？なに…」
モ1「来世は"個性"が宿ると信じて…屋上からワンチャンダイブ！！」
緑「…ッ！！！？」
そこまで聞いてから、俺は教室に入った。
「…おい、出久」
緑「ぇ、ぁ、かっ、ちゃ…きいて…？」
「どけ」
緑「え…？」
モ1「ば、爆豪…？」
俺はモブ達に近づき、
「自害を仄めかしたんだ。テメェらも覚悟…あンだろうな？」
そう言って、思い切りぶん殴った。
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本好き - 面白かったです！更新頑張って下さい。 (7月1日 14時) (
レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
わーいわい - かっちゃんがとっても可愛くて大好きです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年5月1日 20時) (レス) id: 925b8c8098 (このIDを非表示/違反報告)
. - toってなんのtoですか？ (2022年12月24日 2時) (レス) id: a26000a1fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっきー(プロフ) - 続きは？！(('◉-◉’))ｸﾞﾜｯ (2022年1月26日 13時) (レス) @page22 id: 6aa4041669 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - すごく面白いです！！これからも頑張ってください！！！ (2022年1月4日 12時) (レス) id: 3ab9a2dc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年7月20日 19時
