最悪のクラス ページ9
緑「あ、あの！かっちゃん！勉強教えてくれないかな！受験も近いし…！」
「あー？…また英語で止まってんのか？」
緑「主にそうだね！」
「おい待て、まさか全教科とか言うンじゃねェだろうな」
緑「流石だねかっちゃん！！」
「対価用意しろや」
そんな会話をしながら教室に入る。
教室に入ると、此方を見てクスクス笑ってきたり負の感情が乗った視線をぶつけてくるヤツらがいる。
…主に出久に向かって。
たまに俺にも視線が来るが、ソイツを睨みつければ視線を逸らす。
へっ、根性ナシめ。
そう鼻で笑った後、席に着く。するとタイミング良く先生がやってきた。
先「そろそろ進路希望表出せよー。」
モ1「雄英高校受ける奴とかいんのかな？」
モ2「おいおい！今年の倍率やべーの知らねえのか？無理だろ！」
そんな声が聞こえてくる。
…もうそんな時期か。確か雄英高校はめちゃくちゃ有名な学校だった…よな？なんか、ヒーロー科がすげぇ強いとかなんとか。
先「雄英高校は…確か緑谷が受けるぞ。」
先生はそう言った。
シィンと静まり返る教室。数秒後には教室は笑いの渦に包まれていた。
モ2「っははははは！！！！！！」
モ3「緑谷が？！無理だろ！だってアイツ"木偶の坊のデク"だぜ！！！」
「…
緑「……」
モ4「おいおいデク、現実見ろよ！！」
モ5「ふ、ふふっ！そうだよ！爆豪くんならまだしも、無個性のデクなんて無理だよ！」
緑「っ、や、やってみなきゃわからないじゃないか！！」
そんな出久の声は、届かない。
誰も耳を傾けない。…というか、聞くつもりもないのかもしれない。教師でさえも何も言わない。
最悪だな、此奴ら。
ガシャァァアンッ！！
俺は机を蹴っ飛ばした。
再度静まり返る教室。全員が俺を見ていた。
「ギャーギャーうるせぇんだよ、このモブ共が。」
静まり返った教室で、俺の声だけが響いた。
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本好き - 面白かったです！更新頑張って下さい。 (7月1日 14時) (
レス) id: 225623cf6e (このIDを非表示/違反報告)
わーいわい - かっちゃんがとっても可愛くて大好きです！これからも無理せず頑張ってください！ (2023年5月1日 20時) (レス) id: 925b8c8098 (このIDを非表示/違反報告)
. - toってなんのtoですか？ (2022年12月24日 2時) (レス) id: a26000a1fb (このIDを非表示/違反報告)
ゆずっきー(プロフ) - 続きは？！(('◉-◉’))ｸﾞﾜｯ (2022年1月26日 13時) (レス) @page22 id: 6aa4041669 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - すごく面白いです！！これからも頑張ってください！！！ (2022年1月4日 12時) (レス) id: 3ab9a2dc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nameless0621 | 作成日時：2021年7月20日 19時
