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この先が思い出せなくなったのは
私が"成就"を使い始めてからだ
.
体は動かなくて、浮遊感だけしか感じられない
私のこれまでのことがゆっくりフラッシュバックして、もうこんな昔のことまで戻ってる
私は、あのあと転孤とどんな話をしたんだったか
『(この個性の代償は、寿命だけじゃないはずだ)』
『(これだけは、教えたくない)』
48 忘れかけの記憶 ページ5
「Aの兄って、どんな奴？」
『うーん…NO.1ヒーローになるとか言ってるのに、個性のぼうはつ？しちゃった私を話を聞かずに爆破した酷いひと』
「あー…それは知ってる」
『？そういう質問じゃないの…？』
「まあ、嫌だったら答えなくていいんだけどさ
その事が起こる前の兄って、どんな奴だったの？」
『………その前の…
あいつは、』
私が"成就"を使い始めてからだ
.
体は動かなくて、浮遊感だけしか感じられない
私のこれまでのことがゆっくりフラッシュバックして、もうこんな昔のことまで戻ってる
私は、あのあと転孤とどんな話をしたんだったか
『(この個性の代償は、寿命だけじゃないはずだ)』
『(これだけは、教えたくない)』
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作者名：なこの | 作成日時：2023年8月25日 16時
