兄妹喧嘩8【ヒロアカ】 (ページ31)

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相澤「遅くなった…もう始まってるか？」

エリ「とりっくおあ、とりとー…？」

相澤「違う、混ざった」

「「サンタのエリちゃん！」」

サンタの衣装を着たエリが、A組寮に遊びに来た
トリックオアトリートだったり…「おにわそとおにわうち」って言ってるとこ見ると、日本の文化に触れてみてるようだな

『ミリオ先輩は…3年の寮ですか？』

相澤「ああ、クラスの皆と過ごしてるよ
お前もどっかで顔見せに言ってやれ、心配してたぞ」

『あの人は私のこと心配しませんよー』

緑谷「角…また大きくなってますね」

相澤「ああ…だが前向きだよ、お前の言葉をちゃんと受け止めてる」

……エリを見ると、ナイトアイが浮かんでしまうのは悪い癖だ
今でも、助けられていたらというありもしない未来を夢に見る
あの時私がもっと強かったら、もっといい選択ができていれば

考えたくもないそんなたらればが、意識の裏側でずっと動いている

相澤「おい、玄関で突っ立ってるな」

『……未来って、一人で変えれるモンだと思います？』

相澤「急になんだ…」

『……』

相澤「はぁ…死穢八斎會の時は、全員で未来を変えただろ
この前のアテナと戦った時も、お前らが公安と喧嘩した時も、全員で変えた

俺はそう思ってるが、一番それを感じ取れるのは未来を見てるお前だ
Aはどう感じる？一人で変えられるものだと思ったのか？」

『……さぁ、どうでしょう
聞けてよかったです』

答えを言わずに、A組の輪に戻った

相澤「…それが答えってか

(前のAだったら、自らあの輪の中に入ることなんてなかっただろうな)」

――――――――――――

轟「緑谷、爆豪兄妹

もし行く宛がねェなら…来るか？No.1のインターン」

緑谷「…！！」

爆豪「………」

『え、エンデヴァーは最近性格がキツイからなぁ…』

爆豪「っ…く、ふは…！」

緑谷「Aちゃんなんて事を…！？」

轟「…なんか、悪ィ…」

『いや焦凍が悪ィんじゃなくてさ、親父なんだ問題は』

爆豪「…っ……」

『？勝己、今のそんなに面白いんか』

爆豪「普段お前はそんなこと言わねえで猫被ってるだろ…？」

『あー…』