兄妹喧嘩8【ヒロアカ】 (ページ2)

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雄英爆豪Aの部屋

爆豪「悪ィ、見ててくれ」

八百万「分かっていますわ！」

爆豪「起きたとしても絶対この部屋から出すんじゃねえぞ」

耳郎「そこだけ聞くとアウトだよね…まあ同感だけど」

八百万「苦でもありませんから、安心して任せてください」

耳郎「爆豪は…その様子だと他にもやることあるんでしょ？やっと会えたのに離れるのは不安かもだけどさ…Aはウチらに任せてよ」

爆豪「…助かる」

特に仲が良いであろう二人にAを任せて、俺は相澤先生に言われた集合場所の教師寮へと走る

アテナは何が起こるか分かんねえからそっちに預けた

それに…校長の方からの連絡を、俺らと共有したいらしい

爆豪「…嫌な予感しかしねえ」

これがお前の…Aの言ってた、"Aのいない"未来に繋がってくるはずなんだ

――――――――――――

教師寮

根津「悪いね君たち、相澤くんも
戦いの後になってしまって」

相澤「いえ…それは俺も、コイツらも大丈夫です
それより伝えたいことって、公安のことですよね」

根津「ああ…もう話を進めてしまってもいいかい？」

校長はいつもと変わらないつぶらな瞳で、集まった俺たちに語りかける

もう進めていいかなんて…決まってる

爆豪「大丈夫だ
むしろ早く進めてくれ、意味分かんねえままなのは気持ち悪ィんだよ」

根津「…そうだね、ササッと話そうか」

根津「君たちが雄英を出て少し経ったくらいに、公安から連絡が来てね
要約するけれど、「爆豪Aさんは危険人物の疑いがあるから、こっちで保護するよ」っていうものだったのさ」

爆豪「(俺に接触してきたヤツと同じだな…)」

根津「しかもそれが、拒否権なしなのが問題なのさ
こちらが応じなければ…今みたいな交渉ではなくなるだろう」

轟「っ…勝手に敵扱いみてぇなことを…！」

緊張が漂う
元よりAを助ける覚悟はしていたが、その為にヒーローを敵に回す

ヒーローを目指している者としては、死を意味する

根津「雄英は責任を問われるだろうね…でも、僕は大事な生徒を、易々と引き渡したくはない」

緑谷「それって…」

根津「だから、今の爆豪Aさんを一番近くで見ていた君たちに聞きたいのさ

彼女は、危険かな？」