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物間side
物間「(……初めて、しっかりと恐怖を感じた)」
いつもトラブルを起こすのはA組
僕たちはその度に力をつけてきていた
だから、いつでも大丈夫だと思っていた
物間「(爆豪さんに首を締められて、意識が飛びそうになって、助けを求めることしか出来なかった)」
まあ爆破が爆豪さんに効かなかったということもあるけど
圧倒的な力の前で、いかに自分が無力かを思い知らされた
爆豪勝己とは違う……辺りの温度が下がるような威圧感
あれが"敵"なのかと、思ってしまった
物間「(でも僕が知ってる爆豪さんは、人を助けるヒーローだ)」
人の個性を使うしかない僕と比べて、強いヒーローだった
一人でも活動出来るヒーローが、何で二つも個性を持ってて、どうしてそれを使わないのか
ただ、恵まれているあの子にイラついただけだった
その理由に……命が関わってるなんて、誰が思うだろう
物間「("その個性じゃ、ヒーローになれない"
僕や心操くんが言われ続けた言葉
爆豪さんはヒーローになれても、短い命だったのか？)」
寿命が削られると知りながら使うことが、どれほどの苦悩を生むか、僕には計り知れない
その理由を、僕は知らないのだから
物間「(だからこそ、知りに行かないと)」
このままで終われない
君に、A組の奴に負けたままなんて考えられないね
僕としても、ヒーローとしても、動かない訳にはいかない
ｺﾝｺﾝ
物間「？誰だ」
轟「轟焦凍だ」
僕の部屋の扉を叩いたのは、あの場所にいた轟くんだった
ｶﾞﾁｬ
物間「……」
轟「さっきのことで、少し確認したいことがある」
物間「……入りなよ、どうせここで話せることじゃないだろ？」
轟「！ありがとう」
轟くんを部屋の中に入れて、二人だけの空間を作る
先に話し出したのは轟くんだった
轟「……Aの個性って、今も使えるのか？」
物間「はぁ？僕の"コピー"の効果はそこまで長くない、使える訳ないだろう」
轟「そうなのか……一度でも触れられれば、使えるんだよな？」
物間「そうだよ、あの爆豪さんに触れられればだけど」
皮肉を込めて返すと、轟くんは少し考えてからふわりと笑った
轟「いや、それなら大丈夫だ
重ねて悪ィが、Aの捜索を手伝って欲しい」
物間「…元からそのつもりだよ」
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なこの(プロフ) - 瑞樹さん» 2回もコメントを…！感動しております！瑞樹さんに1番好きと言って下さって本当に嬉しい限りです！これからもよろしくお願いします！ (2023年4月23日 13時) (
レス) id: df8da5b3cd (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - ちょっと2回目のコメント失礼します。え？ 何故こうなった？ どうした夢主⁉︎ と自分の頭の中が混乱しております← ガチでごりごりシリアス、とても面白すぎて、毎日更新が楽しみですね。だから思わずコメントしました← 個人的に今一番好きな作品です！ (2023年4月22日 20時) (レス) id: 41c61677cc (このIDを非表示/違反報告)
なこの(プロフ) - 瑞樹さん» 瑞樹さんコメントありがとうございます！更新早いですかね…ストックを作っていて良かったなと思います(笑)自分もシリアス系は好きなので楽しんで頂ければ嬉しいです！ (2023年4月2日 15時) (レス) id: 43013c7ff0 (このIDを非表示/違反報告)
瑞樹(プロフ) - 続編おめでとうございます! 更新が早くて凄いなぁ、と常々思っております。……自分とはえらい違いですね← なんか不穏な空気が漂ってますが、自分はこういう話好きなので嬉しいですね〜← 主様のペースで更新待ってますね。 (2023年4月2日 9時) (レス) @page1 id: 3d6e83a447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なこの | 作成日時：2023年4月1日 21時
