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花「そしたら先生がさ〜、」
男「あ〜悪い花巻、ちょっと行ってくる」
花「おう」
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休み時間、友人が呼び出され
取り残された俺はなんとなく外を眺めた
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2年生体育終わりか
おっ Aちゃん
制服でも部活着でもないその体操着姿は新鮮で
思わず目で追ってしまう
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すげー楽しそう
何話してるんだろ..って誰だよ頭にタオル投げたやつ
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ん?矢巾じゃね?
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Aちゃんが叩こうとすると矢巾は走って逃げて...
仲良いなおい
あー同じクラスって言ってたっけ
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いいなあ、同級生
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"「普通に俺とデートしてって言えばいいだろ」"
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岩泉が言った言葉がふいに頭をよぎった
そんなん言えるかよ
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んでもまあ、一理あるよなあ
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...よし。
Aちゃんが俺に気づいたら今日言ってみよう
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だんだん校舎に近づいてその姿がはっきりと見える
まあここ2階だし少し見上げないと気づかないか
気づいて欲しいような気づいて欲しくないような
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男「花巻おまたせー!外なんかあんの?」
花「いや別に」
ってあ、
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今目合ったよな
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気のせいかなとも思ったけど
もう一度Aちゃんの方を見ると
軽く会釈をしてくれた
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男「やっぱ何かあんだろ。あ、なに彼女?!」
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ああそうだかわいいだろ
とでも言ってしまいたい気持ちをグッとおさえる
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花「ちげーわ、マネージャー笑」
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作者名:なっくる | 作成日時:2023年9月24日 2時