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「えいむくん遅くな〜い?」

「そうっすね」

ぼぶくんが買い出しに行ってから暫く経った

集合場所には俺とハルさんだけ

他のKNRは別で集まってる

「どこ行ったんすかね?」

「道に迷ってんじゃない?」

「あー」

とりあえず探しに行こうと行きたくなさそうなハルさんを立たせて歩く






暫く歩くと、ぼぶくんらしき人の後ろ姿が

話しかけようとすると…





「…え。」



若槻、さん?

なんでぼぶくんと…?

楽しそうに話す二人はカップルみたいに見えた

心がモヤモヤとしてくる

「カワセさん?」

「…あ、なんですか?」

「えいむくんいた?早くしないとあれるさんから急かしのライン来てるんだけど」

「…うん、いるから呼んでくる、ハルさんは先行っててください」

「…分かった、早くね」

ハルさんはなんか察していってくれた

ありがたい、とりあえずぼぶくんに聞きに行こう






「…あ、A。」

『ん?』

「連絡先交換しない?また遊びたいんだよね」

『いいよ、これね。』

QRコードを見せる

「…ありがとう、それでさ、今度、…!」

大樹は何かを言いかけたけど、私の後ろを見て止まった

『…?どした?』

「…若槻さんと大樹くん、仲良いんだね」

『…え、』

河瀬さんの声が聞こえた

振り向くと、不機嫌そうな河瀬さんがいた

「…あー、っと…ごめんね、A。俺もう行かなきゃ…」

大樹は怖がっているような笑いをこらえているような顔をしている

「すみません、若槻さん。コイツ(大樹)持ってきますね」

『あ、はい…どうぞ…。』

「ま、またね〜…A…」

大樹は河瀬さんに引っ張られながら歩いていった

『…嵐だな、アイツ。』

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作者名:小鳥遊 | 作成日時:2022年1月11日 23時

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