隣の家の河瀬くん。 (ページ13)

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友人くんページ13

「…あ、A。」

『…おぉ、大樹、久しぶり。』

大学の帰り道、私は高校の頃の同級生の大樹に会った

一緒に帰ってたり結構話してた仲だから久々に会えて嬉しく思う

身長はだいぶのびてて…今何してるんだろう？

『大樹って、今何してるの？』

「俺ぇ？俺は…配信者、ってやつしてるよ」

『へぇ…ゲーム配信者？』

「そんなところ～」

確かに大樹はゲーム好きだったし上手かったからなぁ

…思うとなんか誰かの声に似てる気がするけど

最近はカワセさん関連で色々見てたからかな

『どこ行ってたの？』

「…散歩だよ」

『あーね。』

街中でも静かな方のこの場所は確かに散歩に最適かもしれない

「Aは？」

『大学の帰り。んじゃ私もちょっと散歩しよっかなぁ』

「お、行こうよ。」

一緒に並んで散歩することにした

昔の登下校を思い出すなぁ

本当は、ちょっと買い出しに来てただけだった

ハルくんとカワセさんと一緒に

けど惹かれるように静かな道へ歩き始めたらあの子に会った

高校時代の同級生の若槻 A

嬉しくなって散歩と軽く嘘を吐いてしまったが、一緒に歩いてくれるらしい

昔みたいで、なんかちょっと嬉しい

とまぁ、懐かしいとは語ったけどやっぱり俺も成長してるからなかなか昔の距離感に戻れなくて…

多少近くても気にしてなかったのに、今は昔と比べて空いている

でもAは変わらず

…ちょっと、複雑だった

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ぽっぽです()

白猫が人になって帰ってきました【kinako】