少女と妖怪達【r運営】【r民】 (ページ2)

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お兄さんとページ2

『行ってきまーす』

　高塚Aは何も持たずに家を出る

　向かう先は小さな公園だ

　一通りは少なく、トイレの壁には落書きが

　治安の悪い場所と象徴しているようなものだ

『きょーは何しようかなぁ。』

　土を掘り、出てきたのは骨

『これ、いつ頃埋められたんだろ？』

　それを手に持ち、重さや硬さを確認する

『うーん、だいぶ前のかな』

　骨を捨てて立ち上がり、廃れた商店街に入る

　シャッターは閉まっており、暗く誰もいない

『みんな出て行っちゃったんだ。そんなに都会が楽しいのかな？』

　そんなことを思いつつ、路地裏に差し掛かる

『んー？こんな路地裏、あったっけ？』

『まーいっか、行ってみよ。』

　行こうとした矢先

「おい、お前」

　目の前にはフードを被った男の人が立っていた

『え、誰？』

「俺のことはええねん。そんで、ここって八神町であってるか？だいぶ人おらんけど」

　関西弁で喋っている男は何かを背負っていた

『関西弁だ…✨そーだよ、ここが八神町。人がいないのはみんな八譚町に行っちゃったから』

「八神の次は八譚かいな…あ？でもお前は何でここにおるん」

『おかーさんとおとーさんが出て行かないから』

「は！？お前親おるん？そんなに痩せとるのに！？」

　ひょい、と持ち上げられる

『ご飯、食べるもの探してる』

「探して…？」

「とりあえず、ここはもう終わりなんやな。分かった、ありがとな。」

『ん？うん、役に立ったなら良かった！』

　お兄さんは消えた

　もう暗いし帰らなきゃ

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　え、何これ。分からない(？)

　定期:駆け足気味