先 輩 は オ オ カ ミ

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実「…名前？」


千「…本物だ。」


会社に着けば、実彩子と千晃が


泣きながら、走ってきて抱きつかれた。









実「ばか！どれだけ心配したと思ってるの！！
…でも、無事で良かった〜。」


千「名前、おかえり。」


どれだけ心配してくれていたのかが


充分伝わってくる









名前「た、ただいまっ！！」


私が笑顔でそういえば2人はさらに


涙腺が崩壊し、さっきよりも強く強く


抱きしめられた。









真「実彩子、ここ1週間元気なかったで。」


秀「千晃も。名前ちゃんの存在が
2人にとって大きいんだな〜って思ったよ。」









名前「ご心配をおかけしました。」


真「戻ってきてくれたから安心や。
あ、課長に挨拶行っておいで。笑」


與先輩と末吉先輩に背中を押され


おそるおそる課長に挨拶に向かった。









課長「西島副社長から全部聞いている。」


今月の給料は低いぞ〜と言ってくる課長


私はそれよりも、隆弘が私よりも先に


言ってくれたこと、言いにくいことを


言ってくれていたことに、びっくりした。









課長「まあ、階段から転落は意外だったぞ！」


名前「へ？」


戻っていいぞ〜と言われても


私は1人放心状態だった。









名前「理由、別のにしててくれてたんだ…。」


隆弘と、仲間たちに感謝しかない。


改めて、そう感じた。

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