先 輩 は オ オ カ ミ

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実「名前…………っ！」


名前「………大丈夫！」


さっきから同じやりとり


大丈夫？と聞いても、作り笑顔で大丈夫と


言ってくる









千「西島先輩たちに話すしかないね。」


名前「それは、やめて………っ！」


実「嫌わないから。大丈夫だから！」


震える名前の手を強く握った









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交流会が終わり、各自自室に戻った


千晃と末吉先輩は自室に戻り


私は西島先輩の所へ向かった









実「西島先輩、今いいですか？」


隆「どしたー？」


実「名前のことについてです。」


隆「…………なにかあったのか？」









おちゃらけた声のトーンから


真面目トーンに変わったのを確認し話し始めた









実「実は名前の元カレがここにいるんです。」


隆「誰？」


実「○○会社社長の日高光啓です。」


隆「なんでいちゃいけない？」









信じてくれるかわからないけど


名前のかわりに全てを話した









隆「…………そ、っか。」


実「名前は悪くないんです！
だから、名前を嫌わないで………っ！」


隆「なるわけねぇじゃん。」









そう言われ顔を上げると優しく微笑んでいる


西島先輩がいて、安心した

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