先 輩 は オ オ カ ミ

◎ 11 ページ12

.
.
.









隆「名前、今日夜空いてる？」


名前「空いてます。」


隆「今日、このお店に来て。」


名前「………？わかりました。」









そう言って渡されたのは一見普通の


レストランの招待券


特に、気にもとめず仕事に集中した









名前「あ〜、終わった！」


時計を見ると、6時を回っていた


西島さんの約束の時間まで数分しかない









名前「戸締りおっけい！」


すべての窓を閉め


駆け足でレストランへ向かった









.









？「名前………？」


私の名前を呼んでいる人がいたとは知らずに。









名前「お待たせしました！」


隆「大丈夫。行こっか。」


すでに、西島さんがいた


さりげなく、手を繋いでくる西島さん


離そうとしたら、逆に強く握られ離せなくなった









名前「わ〜、とっても美味しいです！」


隆「よかった〜」


店内は満席だったけど、予約していたらしく


すぐに座れた


次々とコース料理が運ばれてきて


1つ1つを噛み締めて食べた









名前「なんで私を誘ってくれたんですか？」


隆「え、今日は何の日か知らないの？ 笑」


なんの事かを考えていると目隠しをされた









隆「いいっていうまで、目を開けないでね。」


その言葉を合図に、ガヤガヤと賑わっていた


店内が一気に静かになった。

◎ 12→←◎ 10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す