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ー
ただ、また夜の思い出が一つ増えただけ。
その程度で終わるはずだった。
もうあれで終わったと思っていた頃に、
うみAちゃん
うみくんから連絡が来たんだよね。
うみまた時間ある時会いたいんだけど、だめ?
どうするかと、一旦少し悩んだけど
うみくん、
外見年上女性のヒモみたいな雰囲気纏ってるのに
前ご飯行った時奢ってくれたりして
太っ腹な人だったし、アタリだったから。
またしてもいいか〜と思い了承した。
でもうみくんは
うみただ、またAちゃんと会いたいなって思っただけ。そういうんじゃない。
する気はないっぽくて。
そんなわけないでしょと思いながらも
私は彼と昼に遊ぶ予定を立てた。
ー
どうせホテルに直行だろうな、
そう思いながらうみくんに着いて行くと、
着いたのは緑たくさんで静かな渓谷。
え、珍しいな、と素直に驚いた。
でも意味がわからなくて
『ホテル行かなくていいの？』
私はうみくんに問いかける。
うみくんからは
「いやなんでそうなるの」
はいでもいいえでもなく、問い返し。
なんでそうって、そんなの
聞かなくてもわかるだろうにね
『だってみんなそうだから』
「…俺はね、他の男と同じはやなの」
…どういう意味？俺は違うってこと？
うみくんは何がしたいのか、
私は終始意図が掴めなかった。
ー
“ほら歩こ”
そういうとうみくんは私の手をきゅっと握る。
『ちょっ、やめといたほうがいいんじゃない？』
思わずそう言ってしまった。
「え…なんで？嫌？」
『いやいやだってうみくん、
芸能関係やってるんでしょ？』
「…まさか俺の仕事の心配してくれてるの？」
『別にそういうつもりじゃ無いけど…』
心配っていうか、
ただそう思っちゃっただけなんだけど。
私の話もよそに、
うみくんは私の手を強く握り直す。
『…話聞いてた？私は良かれと思って言ってたのに』
“もう口聞かないよ”
そんな呟きはやっぱりうみくんには届いてなくて
前を向いたまま
私を引っ張るように歩きはじめたよね。
余計、意味わかんないやつ。
思い返せば、
ここでのうみくんの印象はまぁまぁ悪かったかも。
ー
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推しとリアコは別JAPAN(プロフ) - minaさん» こちらこそリクエストしてくださって本当にありがとうございました！お待たせしてすみませんでした、、。お気に召していただける作品が書けるように頑張ります！ (2021年5月8日 14時) (
レス) id: 23a232e58d (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 作者さんこんにちは！リクエスト叶えて頂いてありがとうございます！新作待ってました(//∇//)お話の世界にどっぷりハマらせて頂きます(ハート) (2021年5月6日 10時) (レス) id: d0bee73eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しとリアコは別JAPAN | 作成日時：2021年5月6日 0時
