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その後も、一緒に遊んでは帰り際に
『今日こそはする？』
「しない！！」
『じゃあ今度は？』
「それもしない！！」
Aちゃんに誘われることを複数回繰り返したが、
なんとか毎回己の欲望に抗い続けて。
やっと最近、
『あ〜もう、わかったよ。流石に私も疲れてきた』
Aちゃんが折れた。
もはや恒例になりつつあった
いつものやりとりがなくなって
ちょっと寂しい気もしたけれど、
これでやっとスタートラインに立てるかもなって。
もっとアプローチ頑張んないとなって思った。
ー
基本的には家で何かをする。
この日は、お菓子を一緒に作ったりした。
『お菓子好きなの？』
「甘いもの好きだけど、プリンは苦手」
『じゃあプリン食べてくださいとか
仕事で言われたらどうすんの』
「多分食べない」
『え、だめじゃん！』
「だって苦手なものは無理だもん〜」
『…まーね。
人間苦手なものは誰にでもあるからね』
遊びを重ねるごとに多く、
Aちゃんの優しさを感じるようになって。
やっぱりAちゃんといると
心地が良いな〜なんてことを思う。
ただ、
「わ、Aちゃん優しい〜」
『…やっぱだめ。好き嫌いはよくない』
「うぇ〜なんでよ〜」
素直にその優しさを褒めると
すぐその発言を取り消しちゃったりする。
そんなとこも可愛いなって思ってる俺がいることは
多分Aちゃんは気付いてない。
作ったケーキの盛り付けを、
テーブルに並べてた材料を使用し自由に各自で行う。
俺なりに真面目に盛り付けたのに、
Aちゃんには “色合いやば(笑)ほぼ赤じゃん”
って言われた。ちょっとしょげた。
じゃそういうAちゃんはどうなのよってみたら、
普通にバランス良くて。綺麗だった。ずるい。
「えー、Aちゃんめっちゃ上手じゃん。
バレンタインとかほしいんだけど〜」
ってしれっとアピールしたけど
『なんでよ、そんな面倒なことしません』
…だめだった。
でもなんか前よりも、
Aちゃんは常に笑ってるようなことはなくて
逆に自然体でいるようになってくれてるのかな？とか
そう思うと、こんな対応も嬉しくなっちゃって。
着々とAちゃんと親しくなれてるのかも、
そんな期待をする。
せめて友達ぐらいにはなれてたらいいな〜なんて。
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推しとリアコは別JAPAN(プロフ) - minaさん» こちらこそリクエストしてくださって本当にありがとうございました！お待たせしてすみませんでした、、。お気に召していただける作品が書けるように頑張ります！ (2021年5月8日 14時) (
レス) id: 23a232e58d (このIDを非表示/違反報告)
mina(プロフ) - 作者さんこんにちは！リクエスト叶えて頂いてありがとうございます！新作待ってました(//∇//)お話の世界にどっぷりハマらせて頂きます(ハート) (2021年5月6日 10時) (レス) id: d0bee73eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：推しとリアコは別JAPAN | 作成日時：2021年5月6日 0時
