ナカマイゾン 6th (ページ49)

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喜劇ページ49

誰もが目を奪われていく
　

中間が繰り広げていくショーは全員を釘付けにしたのだ

まずは鷹となった濵田が空高く飛ぶ

蛇は鏡を使って魔法で濵田を撃ち落とそうと構えた

しかし、それを阻止したのは小瀧であったのだ

象となって蛇目掛けて突進する

流石に象に体当たりをされると負ける未来が見えたのか蛇は舌打ちをして小瀧に標的を定める

ym「『薔薇の息吹(ローズ・スフール)』」

その瞬間、山田は転移魔法で小瀧を蛇から遠ざける

hb「余計なことを…【大地の魔女】様を俺から奪おうって言うならソイツらを殺す‼︎」

yt「今までの飄々とした態度が崩れてるよ、『破滅の運命(ルイン・ディスタン)』」

蛇へ魔女たちが攻撃を仕掛けた

cn「僕の青い炎はこの前も言ったけど、魔女専用。

蛇には意味がないからね」

ar「だったら…徹底的に魔法で潰すしかないけど？」

有岡は双剣を、知念は鎌を構える

hb「俺は…【大地の魔女】様のために…」

蛇が魔法を使おうと構えた時、その体は大きく揺れた

jnt「蛇‼︎」

大きく揺れた体は持っていた鏡を落とし、大きな音を立てて割れる

蛇は苦しそうに口元を押さえてその場に座り込んだ

jnt「おい、大丈夫か⁉︎」

中間は蛇に近寄ろうとするも桐山が行手を阻む

代わりに八乙女が近づいて、口元を覆っている手を退けた

その両手は黄金に変わっていくが、それ以上に皆の目を奪ったものがあった

蛇の口元からは赤い液体が溢れ出ていたのだ