ナカマイゾン 6th (ページ38)

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魔女ページ38

hb「『悪意の過去(バッド・パッセ)』」

　

鏡から繰り出される蛇の魔法

今まで蛇がちゃんとした魔法を使ったことがなかったので魔女たちは苦戦を強いられる

in「…流石薮」

と思われていた

薮が全てを弾くのだ

それが蛇に苛立ちを与えていた

蛇の集中力が薮に行くと

cn「『炎の華(ファイア・フロウ)』」

yt「『破滅の運命(ルイン・ディスタンス)』」

知念と中島が魔法を仕掛けてくる

それくらいはどうでも良かった

蛇にとって厄介だったのは伊野尾と八乙女が待機していることであった

彼ら二人の力を合わせたら薮と同等の魔法が使われるだろう

そのため、体力と魔力を同時に消費させたいが上手くいかない

hb「【大地の魔女】様の…迷惑になりたくない…」

tk「『氷の結晶(アイス・キシタル)』」

高木が蛇の足元を凍らせた

cn「とびきりの炎をお見舞いしてあげる」

知念が指を鳴らすと青い炎が蛇を包んだ

hb「なんだ…これ、ただの脅しか？」

蛇は鏡を構えた

cn「…ねぇ、蛇？

その炎、熱くないんだね」

知念の言葉に蛇は首を傾げる

cn「大ちゃん、教えて欲しいなぁ。

蛇は生まれながらの魔女じゃないでしょ？」

ar「いやらしい質問だな。

答えはYES、蛇は…禁忌の魔法を使って魔女になった魔女、言わば魔女擬きだ」