ナカマイゾン 6th (ページ37)

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魔女ページ37

jnt「俺は『WEST』がおらん世界なんていらないんや!!
　

そんな世界…壊してしまいたい…」

中間の言葉に反響するかのように地面が大きく揺れたのだ

akt「凄いな…【大地の魔女】は!!

ここまで強い魔法使えるんかい」

ym「…【大地の魔女】は全ての人間を愛していた。

どうしてその人間を迫害するような真似を」

jnt「大切な人を目の前で失ってみたら分かる!!

…生きている意味なんて、無くなるんや。

この手で…これからも一緒にいたい。

そう願わずにはいられん、禁忌の魔法に手を出さずにはいられないんや!!」

nzm「…淳太、教えてや」

小瀧は中間と目を合わせた

nzm「まず、俺らを殺したんは誰なんや？」

jnt「…覚えてない、いや、わからん。

大軍がいきなり攻めてきて…国民がたくさん殺された。

その中には…『WEST』の家族もおった」

rs「…つまり、俺らの家族も一度は死んでるん？」

ym「もしかしてさ、大地の国は…一度は完全に滅んでしまったの？

そして淳太が禁忌の魔法を使って…全てを元通りに蘇らせた？」

山田の仮説に中間は頭を抱えた

jnt「ちゃう…皆、生きとる。

俺が…俺は…」

ym「望、離れろ!!」

中間は赤い瞳で小瀧を見つめた

nzm「淳太…!!」

小瀧が手を差し伸べるも、中間はその手を払い除け

jnt「『大地の愛(アース・アモル)』」

転移魔法でどこかに行ってしまった

hm「逃げ回るのが上手いのぉ…!!」

akt「…何人、動物になれる？」

桐山がポツリと言う

akt「崇裕、流星。

動物になって淳太くん、探して欲しい。

…二人の得意分野、やろ？」