ナカマイゾン 6th (ページ31)

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魔女ページ31

ar「…あのさ、知りたかった真実を知って黙らないでくれる？」
　

有岡は黙っている『WEST』に話しかける

魔法具である双剣を突きつけた

ar「…『林檎の欠片(アップル・フェグモ)』」

ym「バカ!?」

有岡が魔法を使ったところ山田が急いで止めた

ar「なんで止めるの？」

ym「何も出来ない相手に魔法使う方がやべぇだろ!?」

有岡は軽くため息をついて双剣をしまった

ar「…だから言ったじゃん、無知は最大の幸福だって。

自分たちの知りたかった真実知れて幸せ？

世の中には知らなくてもいいことがあるの」

nzm「…せや、な」

小瀧がぽつりと言う

nzm「自分たちが死体だなんて、知りたくもなかったわ」

rs「そして淳太が魔女やったこともな」

sg「…だから、なんや」

呆然としていた『WEST』

各々が前を向き始める

km「淳太が魔女？

それだけで見捨てる理由になるか？」

hm「俺たちが死んでて」

akt「淳太くんは禁忌の魔法を使ってまで俺らに命を与えてくれた」

そして歩き始めた

cn「どこに行くつもりなの？」

akt「決まってるやん、淳太くんを助けに行く。

あの子は一人で全部を抱え込んでしまってる、そして蛇のアザをつけられとる。

【林檎の魔女】、アザを長い間つけられとった魔女はどうなる？」

有岡はため息をついた

ar「何回も見てきたでしょ？

欲望が暴走して」

hm「それが聞ければええ」

sg「今度は俺たちが救う番や」

hk「場所はわかってんのか？」

すると薮が立ち上がった

そして杖を高く掲げ、地面に叩きつけた