ナカマイゾン 6th (ページ29)

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真実ページ29

『WEST』は絶句した
　

文字通り、言葉も出ないのだ

ar「どう、これが知りたかった真実。

『WEST』は淳太が使った禁忌の魔法によって動かされている死体なの」

ym「…じゃあ、俺の魔法具が望の命を助けたのは」

ar「淳太によって禁忌の魔法の力が無くなった望(死体)を動かせるようになったの」

hk「…高木、高木の目線から教えて欲しい。

禁忌の魔法について」

tk「何を？」

hk「禁忌の魔法はどこで知れる？」

tk「俺は有岡くんから教えてもらった。

考えられるのは他者から教えてもらう、もしくは古い書物を読む。

有岡くんが見せてくれた書物は確か古かった」

in「…あのさ」

伊野尾は重い口を開く

in「思ったんだけど、なんで淳太は人間となったのに『WEST』は動いていたの？

淳太がちょっとずつ魔力をあげてたってこと？」

ar「それは高木が一番わかってるでしょ？」

tk「…失った代償が完璧に元に戻ることは無い。

けど…時間が経てば元に戻ろうとしてくる。

だから淳太には…少しずつではあるけど魔力が戻りかけているのかもしれない」