ナカマイゾン 6th (ページ24)

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魔女ページ24

中間は外を見た

　

深夜になっても国民は踊り続けている

…今までの魔女は国民に依存していた

jnt「【音の魔女】は何の欲望を国民に押し付けてるんやろうな？」

中間の問いかけに答える者はいない

全員眠っているのだ

jnt「…俺も眠いわ」

中間も寝ようかと椅子から立ち上がる

その時、頭痛がしたのだ

立っていられない程の頭痛でその場に座り込んでしまう

ノイズが記憶を走り、知らないものを見せる

『WEST』全員が倒れている

誰も息をしていない

見たことのない書物

ゆっくりと近づいてくる

hb「蛇(誘惑)」

蛇の囁きで中間は現実に戻ってくる

hb「おはようさん、気分はどうだい？」

jnt「…アンタ、この枷外せるか？」

hb「おっと、俺の問いには答えないと」

中間は何も言わない

ただ枷を蛇に突き出しているだけであった

hb「残念ながら俺でも無理さ。

魔女様が本気を出せば外せるんじゃないのか？」

jnt「どの魔女なら外せる？」

hb「【黄金の魔女】、【闇の魔女】、【大地の魔女】」

それを聞いた中間はため息をついた

jnt「…わかった、去れ」

hb「冷たいね」

jnt「聞こえんかったか、去れ」

蛇はニヤついたまま中間の前から消えた