ナカマイゾン 6th (ページ3)

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魔女ページ3

中間は咄嗟に目をつぶる

　

爆発による熱さと痛みに耐えるためだ

しかし、何も起きない

cn「え？」

知念はもう一度指を鳴らす

それでも何も起きないのだ

jnt「…え、腕輪の不調？」

cn「そんなわけない…魔法が効かないなんてこと」

中間が腕輪に触れると腕輪は粒子となって消えてしまったのだ

その光景に全員が言葉を失う

akt「…淳太くん、これでも」

桐山が口を開きかけた時、地面に何かを叩きつける音が響いた

そちらを見ると

cn「宏太…なんでここ(炎の国)に」

【音の魔女】である薮宏太が立っていたのだ

cn「まさか、腕輪の魔法無効化にしたの薮って言うの!?

余計なことしないでよ、ホントに!!」

知念が詰め寄るも、薮はニコニコと笑ったままである

中間は中島の言葉を思い出した

薮は喋れない

cn「…ホント信じられない。

他の魔女を潰すつもりなのに自分だけ何もしないでさ…」

知念は鎌先を薮の首に当てる

cn「僕が今ここで殺してあげようか？」

jnt「あ、照史が逃げた!!」

知念がもう少し鎌先を押し込めば薮の首を貫通する、というところで桐山が逃げたのだ

中間はそのあとを追いかける

知念は薮を睨んだ後、中間の後を追いかけた

薮は変わらずに笑ったままその場から去った