ナカマイゾン 6th (ページ17)

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魔女ページ17

城の窓から見える音の国は賑やかであった
　

ずっと音楽が鳴り響いており、国民の皆が楽しく体を動かしている

jnt「…対してこっちは音無しやな」

km「この枷何？

動物になれへん」

神山は両手につけられている枷を見つめる

jnt「言葉は話せへんけど…伝達魔法で伝えてくる。

あの時もそうやったんやろうな」

akt「あの時？」

jnt「初めて会った時。

蛇に気をつけろって…忠告してきたんや」

sg「それって…なんで？

ほかの魔女の話を聞く限りじゃ、【音の魔女】は蛇と協力してアザをつけてたんやろ？

わざわざ淳太に忠告する意味無くない？」

重岡の言う通りである

薮は何故中間に忠告したのだろうか

hm「…と言うか、ここは音の国なんやろ？

林檎の国のお隣さんの」

rs「え、じゃあ抜け出せば林檎の国に行けるんか？」

jnt「抜け出せたらな…まずこの枷をどうにかせんと」

すると部屋に薮が入ってきた

先程までの真剣な顔とはうって変わって笑顔を浮かべている

jnt「伝達魔法は嫌やからこっちから質問させてもらう。

答えがYESやったら杖を一回、NOやったら二回叩きつけてくれ。

…俺たちを音の国に連れてきた理由は林檎の国に連れて行かないためか？」