ナカマイゾン 6th (ページ13)

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魔女ページ13

中間は答えようと口を開くも、苦しさのあまり声が出ない
　

知念はそれを察し、鎌を出して蛇を切った

hb「痛いじゃないか…」

蛇が何か言うも知念は気にしない

中間は地面に落ちて何回か咳き込んだ

jnt「はぁ…はぁ…『WEST』が、誰のもの、かって？」

中間は知念を見る

jnt「…あれは、誰のものでもない」

cn「団長の淳太のものじゃないの？」

jnt「はは…俺はまとめる立場上、団長を名乗ってるだけや。

『WEST』は誰のものでもない…誰の所有物でもない」

hb「いいや、『WEST』は【大地の魔女】様の副産物さ」

そこに蛇が口を挟む

hb「『WEST』は【大地の魔女】様の魔力の強さを表す最高のもの。

俺は好きだよ」

cn「黙ってて」

知念は蛇にも鎌を振り下ろした

蛇は距離を取る

cn「自分のものにしたいって思わないの？」

jnt「思うわけないやろ…友だちを自分のものにしたいだなんて」

知念は目を見開く

jnt「…大切なものほど、手元に置いておきたくなる。

知念くんにとって国民は…それほど大切やったんちゃうか？」

cn「…大切、なの？

けど、僕は酷く扱って」

jnt「蛇のアザは…欲望を暴走させる。

俺の仮説なんやけど…知念くんは国民を自分の手で守りたい思ってたんちゃうかなって。

大切なものを、自分の手で守れるように」