ナカマイゾン 6th (ページ11)

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魔女ページ11

cn「僕を救う…？

　

どうやって、アザを取っても意味ないよ」

jnt「道具(国民)も逆らうってこと、見せてやるわ」

中間が高らかに指をあげると

jnt「Ladies and Gentleman!!」

と宣言した

その瞬間、国民たちについていた腕輪が消えたのだ

cn「…は？」

知念は困惑して固まる

伊野尾はランタンを高く掲げた

in「『闇の狩人(ダーク・シェッソー)』」

闇が一瞬光りに包まれる

その光りが消えたと思ったら国民がいなくなっていたのだ

cn「は、はぁ？」

in「転移魔法、山田が得意なやつ。

苦手だけど…座標を指定いなければ良いだけだから。

多分安全な場所で寝てるよ」

知念は鎌を持つ手にさらに力を入れる

cn「…なんで、道具(人間)の味方するの？

僕たちは魔女だよ!?

その力を存分に使って見せつければいいじゃん!!」

in「…悪いんだけど」

tk「俺たちの国はそういうタイプじゃないんだよね」

cn「へ…？」

伊野尾と高木は魔法具を構えた

in「俺は光り(魔女)がなければ国民は過ごせないし」

tk「俺は温(魔女)がなければ凍えてしまう」

jnt「…皆、誰かのためにやってるんや」

知念は鎌を落とした

中間はその間に知念に近づく

jnt「…触ってもええか？」

知念は何も言わずに頷いた

中間はそっと知念の首に触れた