ナカマイゾン 6th (ページ2)

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魔女ページ2

知念は鎌を構えたまま警戒を桐山に向ける

　

jnt「蛇の魔力ってことは…照史、アザつけられたんか!!」

akt「アザ…おん、つけられたで」

桐山は首元を見せる

そこにはハッキリとアザがつけられていた

akt「でもな、このアザのおかげで怖いもの無くなったんや。

…なぁ、淳太くん」

桐山は一瞬の隙に知念と中間の間に入った

知念は咄嗟に鎌を振りあげようとするも桐山が気にせずに中間に抱きついたので攻撃が出来なくなってしまったのだ

akt「聞きたいことあんねん…正直に答えて？」

jnt「正直に…答えられるんやったら」

桐山は抱きついたまま

akt「俺ら…一度死んでるん？」

と中間の耳元で聞いた

jnt「え、死んでる…って何言ってんね、ん」

中間は伊野尾の言葉を思い出す

『WEST』は死人の集まり

akt「俺の記憶の中にな…ハッキリあんねん。

死んだって言う記憶が。

ここら辺を刺された痛みと逆流してくる血液を吐き出す気持ち悪さまで…しっかりと感覚として残ってる。

淳太くん、正直に答えてな。

俺らは…死んでるんか？」

jnt「死んでるわけないやろ!!」

中間は桐山の右手を自身の心臓の上に置かせる

jnt「心臓動いてるやろ!!

もしホンマに死んでるんやったら動いてない」

akt「禁忌の魔法」

桐山の口から零れた言葉に中間も言葉を止める

akt「禁忌の魔法使えばなんやって出来る。

つまりは死人を生き返らせることやって可能や」

jnt「照史…俺は人間や。

たかが人間にそんなの」

akt「禁忌の魔法には代償やって必要や。

その代償が魔女を辞めることやったら？」

桐山の言葉に中間は何も言えなくなってしまった

cn「離れて」

知念が無理やり桐山を離す

cn「答えて、僕の国民はどこにいるの？

教えないと腕輪爆発させるよ」

akt「国民ちゃうやろ、道具やろ。

やれるもんならやってみな、淳太くんの爆破」

jnt「あ、照史!?」

桐山は中間を知念の方に押す

知念は腕輪があるのを確認して

cn「『炎の花(ファイア・フロウ)』」

指を鳴らし、爆発させた