ナカマイゾン 3rd (ページ7)

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魔女ページ7

hm「…なぁ、淳太眠って何日経った？」

　
km「三日。

流石に照史も寝かさんとぶっ倒れるな」

hm「照史、交代するで」

濵田は中間の隣にずっと座っている桐山に声をかけた

akt「…嫌や、淳太くん起きた時に最初に気づきたい」

hm「待っている間に倒れられて淳太起きた時に気づくのが最後やったら本末転倒やろ？」

sg「…濵ちゃんが難しい単語使った、やと？」

重岡は驚いた目で濵田を見る

中間はあれからずっと眠っているだけなのだ

健やかな顔をし、静かに寝息を立てているだけであった

akt「蛇野郎が、何か関係してるんじゃないかって思って…このスカーフやって」

桐山が中間の首に巻いてあるスカーフに手をかける、が取らなかった

akt「『WEST』にとって淳太くんはいなくてはならない存在や。

…なぁ、淳太くん」

rs「照史、水」

藤井は桐山に水を渡す

桐山は眠気覚ましのために一気に飲み干した

akt「起きてや、淳太くん。

そろそろ裕翔のところ行かんと公演許可貰えへんで？」

km「…何か食べ物持ってくるか？」

nzm「無理矢理にでも寝かす？」

sg「照史に勝てる未来が見えんけど」

hm「どこか気持ちいツボでも押したらいけるんちゃう？」

四人はヒソヒソと話す

rs「照史」

akt「…何？」

rs「俺と話しようや。

他愛もない話」

そんな中、藤井は何事もなかったかのように桐山の隣に座った

rs「照史は魔女のことどう思ってんの？」

akt「どうって…難しい質問やな。

話聞くだけやったら【大地の魔女】はとても優しい魔女なんやなって思う。

一番嫌いなんは…蛇野郎やな」

rs「蛇、俺も嫌い」

akt「アイツは皆の幸せを壊していく。

何が欲望や、ただのアイツの…好きなこと…やってるだけ」

何分くらい話しただろう

次第に桐山はまぶたが落ちてくるのを感じた

rs「…限界、なんちゃう？

体は正直みたいやし」

akt「…りゅーせー…何、した？」

桐山は思いっきり藤井を睨みつけた

しかし、藤井は目も合わせない

桐山はそのまま眠っている中間に覆い被さるように眠った

rs「…俺はただ、睡眠薬飲ませただけや」

sg「起きた時が怖いぞ〜…あ」

重岡が茶々を入れようとした時、驚きの声を出す

それは今まで眠っていた中間が何の音も出さずに起き上がっていたからだ

hm「おはよう、淳太」