ナカマイゾン 3rd

魔女 ページ20

nzm「…寒‼︎」

　

小瀧は白い息を吐く



地面も壁も凍っており、人通りなどない



jnt「コートとか買いたいんやけどな…そもそも店とかやってるか？」



中間は邪魔にならない場所に馬車を停めて歩き始めた



km「これ…虎になった方がマシまであるかも」



akt「あの崇裕でさえ、鷹になってないんやで？」



hm「流星は…狼になってる」



sg「あったかい…」



藤井は狼となり、重岡の首に巻きついていた



akt「おい、流星寄越せ‼︎」



sg「嫌や‼︎」



桐山と重岡が藤井の取り合いをしていると遠くから矢が飛んできて桐山に刺さったのだ



jnt「照史⁉︎」



まさかの攻撃に中間は桐山に駆け寄る



桐山が痛みに悶えている



akt「…あったかい？」



かと思いきや、先ほどまで震えていた体は普通になっており怪我もしてないのだ



中間が驚いていると次々と矢が『WEST』に刺さる



しかし、そこから徐々に暖かくなっていくのだ



tk「…極寒の氷の国に防寒着なしで来るなんてなんて命知らず」



ゆっくりと長髪で弓を手に持った【氷の魔女】、高木雄也が近寄ってきた



tk「ようこそ、サーカス団『WEST』。



暖かな魔法で…お出迎えします」

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