ナカマイゾン 3rd

暴走 ページ2

jnt「照史、もっとスピード上げれるか⁉︎」

　

桐山は首を横に振る



jnt「スピードに特化してるの流星やけど…俺乗せれるの照史なんや」



yt「『破滅の運命(ルイン・ディスタン)』」



衝撃波が二人を襲う



akt「いっ…」



桐山の姿は元に戻ってしまう



中間も飛ばされてしまった



akt「淳太くん…大丈夫か？」



桐山はふらついて立ち上がるが、中間からの反応はない



ゆっくりと近寄って中間の体を揺さぶる



中間は頭から血を流しており、気を失っていた



yt「ハハ…壊ス」



中島はゆらりと体を揺らしながら中間に近づいた



桐山は中間の前に立つ



akt「淳太くんを破滅させる前に…俺を破滅させたらどうや？



【破滅の魔女】ならそれくらい楽勝やろ…？」



桐山も満身創痍であった



しかし、中間を守るためなら、今ホテルで避難誘導している仲間を守るためであれば体を張れる自信があったのだ



中島はナイフを見つめ、桐山を睨みつけた



赤い瞳が桐山の黒い瞳を貫く



yt「ならお前から破滅させてやるよ。



『破滅の運命(ルイン・ディスタン)』」



衝撃波魔法が放たれ、桐山は目をつぶる



いつ衝撃波が襲ってくるか、怖かったからだ



しばらく待っていても衝撃波は襲ってこなかった



何事かと思って目を開けると中島が驚いた目で桐山を見つめていた



yt「魔法が…弾かれた？」



jnt「あ…き、と」

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