第122話 お見舞い……？ ページ35
貴方「はい」
おにーさん「……なんでぇ。コレ」
夜、おにーさんの部屋を訪れて地下の倉庫や医務室でくすねてきた物をビニール袋に入れておにーさんに渡す。
貴方「いいから開けてください。あと、それ見て、飲んだら寝てください。お腹が硬かったことはこの際突っ込みませんから」
おにーさん「……イツカラオキヅキニ……？」
貴方「知ってどうするんですか。病人は黙って寝てろ」
おにーさん「………ハイ」
私が渡したのは、風邪薬とア〇エ、そして冷えピタである。
貴方「ユズさんに会うなら明日の朝にしてください。1日寝てればそのくらい治るでしょ。寒かったらいけないので毛布もご用意致しました」
おにーさん「ありがとうございます……」
貴方「それじゃ」
おにーさん「Aちゃん……！」
テキパキと用事を済ませて彼の元から去ろうとすると呼び止められ、振り向く。
貴方「なんですか？」
おにーさん「……お願いがあるんでェ」
貴方「……？」
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────
貴方「お願いって“コレ”ですか」
おにーさん「おう。すまねぇな」
貴方「聞くのはこれだけですよ」
『おう』と満面の笑みで答えるおにーさん。
おにーさんのお願いとは“寝るまでそばにいること”
子供じゃないんだからと思いながらも、彼の傍を離れたらまた何かしそうで怖いとも思いつつ、彼の枕元に座る。
……ああ、また来たよ。このどうしようもない“渇き”が。
貴方「ねえ、おにーさん」
おにーさん「なんでぇ」
貴方「おにーさんは、どうしても自分の何か、よく分からないものが渇いてきた場合どうしてますか……？」
おにーさん「喉が渇いてんなら茶でも……」
貴方「そういう渇いたじゃないんでいいです。………ごめんなさい。おかしなことを言いましたね。さっさと寝てください」
おにーさん「………お、おう？」
数分たてば彼からは寝息が聞こえてくる。
貴方「なんで、あんなこと聞いちゃったのかなぁ」
彼の髪の先っぽを触りながら、優しく撫でながら考え、
貴方「おにーさん、あのね────」
また、面倒なことを言った。何故そうしたかという自分の真意を探る。だけど………
貴方「おやすみなさい」
結局は面倒くさくなって思考を放棄し部屋をあとにした。
この時の私は気が向けてたんだと思う。
彼が私の言葉を聞いていたなんて、思ってもいなかったから……
おにーさん「………」
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ミー - エクスプロージョン愛し隊さん» エクスプロージョン愛し隊様、コメントありがとうございます！！おおおおかしくはならないでくださいね！？すごく、心配しますので……。亀最新ですが、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 椎名零さん» 椎名零様、コメントありがとうございます！！私もご本人登場にはびっくりして、目が点になってしまいました……wこれからもよろしくお願いします！！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» これから、もっとかっこよくなる予定ですよ！覚悟していてくださいね！！w (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 蓮花さん» 蓮花様、2度目のコメントありがとうございます！！読んでくださる皆様が楽しめて、ドキドキするお話を書いていこうと思っておりますので、これからもよろしくお願いします(*・ω・*)ゝ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
エクスプロージョン愛し隊 - 続きが気になる･･･気になりすぎておかしくなりそうです！！ (2019年8月31日 11時) (レス) id: 55d994f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミー | 作成日時：2019年3月30日 23時
