第119話 おかえり ページ31
────カチャ
扉の開く音が聞こえ、後ろにさがった。
……ほんの僅かな期待を胸に込めて。
出てきたのは……
アカツキ「カイコクさん……!」
私たちが取り戻すために頑張った人だった。
微妙な気持ちだ。おにーさんに会えて嬉しいという気持ちと、ナナミに会えると思って残念だ。というふたつの気持ちが入り交じっている。
……けど、
────in東京
家の前でまちぶせされた俺は仕方なくメガネとにーさんを家にあげていた。
そして、机の上に置かれているのは俺たちの過去に関する資料。
ヒノキ「君は、お姉さんと違って学校でも1人なんだってね。それは、『これ』が関係しているのかな……?」
「………お前、家族は?」
ヒノキ「……妹が君のお姉さんと同じ状況下にある。もちろん、ここにいるシンヤ君も」
「もし、その家族が死んでたらどうする?」
ヒノキ「……考えたくないね。そんなこと」
「……姉貴は俺に残された唯一の家族だ。失いたくない。けど、そんな心配は全くしてない」
シンヤ「どういうことですか?」
「確かに、俺たちは、姉貴は、大切な人を失った。だけど俺には、姉貴は大切な人を失っているからこそ、出会って心を許した人を愛しているように見えるんだよ。
だから、あんたらの家族が死ぬことはないと思うぞ。俺の姉が心を許してればの話だかな」
────地下
おにーさん「おう、すまね────っと」
顔を見たら、前者の方が勝ってしまうのだ。
考えるより先に体が動いておにーさんにもたれかかっていた。
おにーさん「……Aちゃん?」
貴方「……おかえりなさい」
ちゃんと帰ってきてくれた。
それだけで今は、幸せなのだ。
おにーさんは、『ただいま』というように私を優しく抱きしめるのだった。
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ゴッチャになってます。読みにくかったらコメント欄で教えてください。1話ずつに書き直します(๑•̀ㅂ•́)و✧
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ミー - エクスプロージョン愛し隊さん» エクスプロージョン愛し隊様、コメントありがとうございます!!おおおおかしくはならないでくださいね!?すごく、心配しますので……。亀最新ですが、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 椎名零さん» 椎名零様、コメントありがとうございます!!私もご本人登場にはびっくりして、目が点になってしまいました……wこれからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» これから、もっとかっこよくなる予定ですよ!覚悟していてくださいね!!w (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 蓮花さん» 蓮花様、2度目のコメントありがとうございます!!読んでくださる皆様が楽しめて、ドキドキするお話を書いていこうと思っておりますので、これからもよろしくお願いします(*・ω・*)ゝ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
エクスプロージョン愛し隊 - 続きが気になる・・・気になりすぎておかしくなりそうです!! (2019年8月31日 11時) (レス) id: 55d994f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミー | 作成日時:2019年3月30日 23時