第117話 大切な人 ページ29
貴方「お待たせ……ってまだだったの」
部屋に行くとアカツキ君と、アンヤ君が何故か微妙な顔をして私に一枚の紙を見せてきた。
アカツキ「Aさん。黙ってこれを見てください……」
貴方「え、なに。怖いんだけど……」
そこには、ぷりっぷりの丸文字で
『使用中♡♡』
……なにを？
忍霧「待て、もう一枚出てきた」
『鬼ヶ崎だでぇ♡♡』
『いやおかしい！！！』
最早別人……。
しっかし、語尾にハートって………。
２枚の紙を見てみながら、書いているのが誰かを考える。
おにーさんはこんな字は書かない。なんかもっとこう……達筆な気がする。
いや、でもこれがおにーさん字だったら……
………考えないでおこう。
にしても、この字見たことあるような、ないような……。
『すっごく気持ち悪いんだけど、この字』
『えぇ、可愛くていいじゃない』
『男が可愛さを求めるってどうよ。女の立場が無くなるんですけど』
『やーね。ワタシは心はいつでも乙女よ♡』
貴方「………！！！」
扉の前にいる忍霧君をはねのけて目の前の扉を叩く。
貴方「まって！いかないで！！」
どうして、見た瞬間に気が付かなかったのだろうか。
何度も見ていたじゃないか。
『……ハート多い』
それが、1つの楽しみだったじゃないか。
『………遅い』
貴方「………お願い」
扉を叩いていた手をそっと広げ、額を扉にあずけて、そこにあるはずの暖かさを探す。
そして、消え入りそうな声で呟いた。
貴方「………ナナミ」
私の大切な人の名を。
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ミー - エクスプロージョン愛し隊さん» エクスプロージョン愛し隊様、コメントありがとうございます！！おおおおかしくはならないでくださいね！？すごく、心配しますので……。亀最新ですが、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月7日 23時) (
レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 椎名零さん» 椎名零様、コメントありがとうございます！！私もご本人登場にはびっくりして、目が点になってしまいました……wこれからもよろしくお願いします！！ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» これから、もっとかっこよくなる予定ですよ！覚悟していてくださいね！！w (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 蓮花さん» 蓮花様、2度目のコメントありがとうございます！！読んでくださる皆様が楽しめて、ドキドキするお話を書いていこうと思っておりますので、これからもよろしくお願いします(*・ω・*)ゝ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
エクスプロージョン愛し隊 - 続きが気になる･･･気になりすぎておかしくなりそうです！！ (2019年8月31日 11時) (レス) id: 55d994f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミー | 作成日時：2019年3月30日 23時
