第112話 ため息 ページ24
ユズ「ルーンアルゴリズムだ」
貴方「身近な例だとクレジットカードの番号とかに使われていて、ランダム数に見えるけど、きちんと法則がある。不正カードとの見分けがつくようにね」
ユズ「例えば……そうだなら201566というカードがあったとする。
この数の下から偶数にあたる桁を2倍にする。もし、2桁になったら各桁を足して1桁に。
次にその2倍した数と元の奇数桁をたす。……で最後に10で割る。
割り切れれば正規のカード。それ以外は不正カードって具合だ」
貴方「ユズさんと50ピースほど組んで試しにやってみたんだけど、枠の一部にルーンアルゴリズムが適応されていることが分かったの」
ユズ「見てくれ。わかりやすく10×5のパズルで説明するよ。
アルゴリズムが適用されているのは『最初の横一列』のみ。10・20・30……と昇順になっている。
1列目以降はランダム並びだが、隣の列より大きくなることはない
つまり、アルゴリズムが適用か不適用かで縦か横かのピースを判別できる。
重要なのは10×5という『縦横のピース数』を特定することだ」
ちらりと横を見れば、アンヤ君とヒミコちゃんの頭から湯気が出ていてビックリする。
貴方「私と一緒に計算してよう。パンクして倒れられても困る……」
ヒミコ「は、はい……」
アンヤ「……おう」
2人の計算を見ていると、忍霧君が来て計算を聞きに来た。
貴方「────で、こう。分かった?」
忍霧「ああ。ありがとう」
貴方「忍霧…」
忍霧「……なんだ」
貴方「私は、皆を信じたいと思ってる。あなたの事もアカツキ君の事も」
……これだけで、伝わったのか“そうか”と言って作業に戻る。
ユズ「パズルの組み立てと仕分け範囲の算出はボクがやる」
仕分けの算出は私がやると言ったのだが、押し切れなかった……。どうやら私は真っ直ぐ見られるのに弱いらしい。
ユズ「……みんな頼む。力を貸してくれ」
ほらまた、そうやって見る。私は、ため息をついた。
アンヤ「……なんで笑ってんだよ」
貴方「内緒」
それも笑いながら。
ユズ「クリアしてカイさんぶん殴るぞー!!」
『おー!!』
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ミー - エクスプロージョン愛し隊さん» エクスプロージョン愛し隊様、コメントありがとうございます!!おおおおかしくはならないでくださいね!?すごく、心配しますので……。亀最新ですが、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 椎名零さん» 椎名零様、コメントありがとうございます!!私もご本人登場にはびっくりして、目が点になってしまいました……wこれからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» これから、もっとかっこよくなる予定ですよ!覚悟していてくださいね!!w (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 蓮花さん» 蓮花様、2度目のコメントありがとうございます!!読んでくださる皆様が楽しめて、ドキドキするお話を書いていこうと思っておりますので、これからもよろしくお願いします(*・ω・*)ゝ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
エクスプロージョン愛し隊 - 続きが気になる・・・気になりすぎておかしくなりそうです!! (2019年8月31日 11時) (レス) id: 55d994f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミー | 作成日時:2019年3月30日 23時