第104話 ホワイトパズル ページ16
カリン「見て、裏面に数字が書いてある」
貴方「あ、ホントだ」
アカツキ「6桁……!パスワードと同じですね」
カリン「仲間はずれのピースを探せってそういうことね……」
貴方「いやでもさ、ホワイトパズルは無理あるでしょ、72時間って」
座った状態で何も無い天井を見上げる。
無理がある。本当に無理があるのだ。
柄付きならまだ可能性はあったかもしれない。
私もパズルを1度やった事がある。弟が買ってきたのだ。それは確か……5000ピースだった気がする。2人で分担して2日ほどかかったんだっけ?
ここには8人いる。色つきの場合だったら、3万ピースでおよそ12日間。8人で分担しても2日もかからないだろう。
だが、私達の速さが早いのか遅いのか分からないが、ホワイトパズルはそん何十倍もかかる。
そんなのってさ………
貴方「無理があるんだよねぇ」
アカツキ「その通りです。Aさん」
貴方「へ?」
アンヤ「また、聞いてなかったんだろ」
貴方「いや、多分考えてたことと同じっぽいことだと思うから大丈夫、ホワイトパズルは手がかかるって話でしょ?」
ユズ「大丈夫だにゃ〜〜〜」
話の確認をしようとした時にユズさんの声が部屋の中に響く。
ユズ「パズルはボクの十八番だぜ。3万やそこらわけないよ。
でも、クリアにはみんなの力が必要だから、おしゃべりはおしまい。キリキリ働きたまえよ〜〜〜〜〜」
忍霧「そ、そうだな……」
アカツキ「とにかくやりましょう!」
……ユズさんの声が少し不安そうな感じだった。
わけないと言うけれど、その言葉を真っ直ぐに信じれない、ひねくれた自分がいる。素直に『はい、わかりました』と言えない自分がいる。
私ってこんなに頑固者だったっけ?
おにーさんのことでユズさんを責めた。
どうなろうが知ったことないおにーさんと忍霧君のことを注意した。
……おにーさんに消えないでほしいと願った。
私ってこんなにもワガママだったっけ?
自分の目的さえ達成すればそれで満足なはずなのに……
どうしてこんなにも、必死になってパズルを解いているんだろうか。
どうしてこんなにも……
おにーさん『Aちゃん(ニコッ』
彼の笑顔が私の胸を苦しめるのだろうか。
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ミー - エクスプロージョン愛し隊さん» エクスプロージョン愛し隊様、コメントありがとうございます!!おおおおかしくはならないでくださいね!?すごく、心配しますので……。亀最新ですが、これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 椎名零さん» 椎名零様、コメントありがとうございます!!私もご本人登場にはびっくりして、目が点になってしまいました……wこれからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» これから、もっとかっこよくなる予定ですよ!覚悟していてくださいね!!w (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 蓮花さん» 蓮花様、2度目のコメントありがとうございます!!読んでくださる皆様が楽しめて、ドキドキするお話を書いていこうと思っておりますので、これからもよろしくお願いします(*・ω・*)ゝ (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
エクスプロージョン愛し隊 - 続きが気になる・・・気になりすぎておかしくなりそうです!! (2019年8月31日 11時) (レス) id: 55d994f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミー | 作成日時:2019年3月30日 23時