第43話 笑み ページ45
『この先何があっても────』
夢の中での“あの人”はいつもどこか辛そうで、私だけを見ている。真っ直ぐで優しい瞳で。
けどいつも、彼の言葉は途中までしか聞こえない。きっと、かけている言葉は
────私に対する恨みの言葉だと思う
────────────
────────
────
貴「ん……」
目を開けてみると、光が直接入り込んできて眩しかった。もう一度目を閉じて開けてみると、カリンちゃんとヒミコちゃんが私の顔を覗き込んでいた。
私は体を起こして2人に向き合う
貴「おはよ」
そう言うと
カリン/ヒミコ「Aさん!!」
二人同時に抱きついてきて、起きたことに気がついたアカツキ君がどさくさに紛れて抱きついてきた。
これだけ、心配させてしまったのだと思うと、胸が痛くなる。
けど……
貴「ご、ごめん。心配かけたことは謝るから。そのね……苦しいから離して」
ぶっちゃけ3人同時に抱きしめられると苦しいし、つらい
カリン「嫌です」
アカツキ「俺も嫌です。どれだけ心配したと思ってるんですか」
ヒミコ「(グリグリ」
えぇ……。
ヒミコちゃんに関しては頭をグリグリしているからこしょばゆい。
カリン「これは、バツですよ」
アカツキ「そうです。戻ってきたと思ったらカイコクさんに抱えられて帰ってくるんですから」
ヒミコ「心配しました…」
抱きしめる力が同時に強くなる3人。メキメキ言ってるんだけど…
貴「忍霧君、アンヤ君助けて…」
忍霧/アンヤ「無理」
こんな時だけ息合わせるなよ
そんな時、冷蔵庫からユズさんとおにーさんが出てきた。
ユズ「ユイユイ起きたのかい!?」
貴「気絶しそうです。助けユズ「心配したんだぞーっ!!」グエッ」
飛び込むように抱きつかれてもっと苦しくなった。
貴「おにーさん助けて…」
最後の望みをかけておにーさんに助けを求めると、笑ってくれたので助かるっ!!と思ったが
おにーさん「心配させた罰でェ。しばらくそのまんまいな」
と、笑顔で言われた。
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「二次創作」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミー - 爽さん» 爽様、コメントを返すのが遅くなってしまい申し訳ございません。ありがとうございます!!そう言ってもらえるととっっても嬉しいです(*^^*)期待に応えられるよう頑張ります!!これからも『モノクロ』をよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年11月2日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
爽 - とても素晴らしい作品です!カイコクさんがカッコイイ… これからも頑張ってください♪ (2019年10月21日 20時) (レス) id: e25b731dd7 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - はるさん» はる様!コメントありがとうございます!!!そのように言っていただけるなんて……感動のあまり、目から汗がっ(´TωT`)これからもよろしくお願いします!! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 鬼ヶ崎カイコクさん» ご本人にそう言って貰えるとは……嬉しいです!!これからも、頑張りますね! (2019年9月7日 23時) (レス) id: 13fa699958 (このIDを非表示/違反報告)
はる - 鬼ヶ崎カイコクさん» 私もそう思うでェ (2019年9月7日 1時) (レス) id: 9386fcb447 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミー | 作成日時:2019年2月3日 0時