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高木の言う普通がやけに耳に残る
慧「普通ね〜」
Aの左手の薬指に指輪を嵌めるのは俺しかいないと思ってたし、
Aの苗字に相応しいのは伊野尾しかないと柄にもなく本気でそう思ってた。
誰にも言ったことなんかないけどさ
気持ち悪いくらい君にぞっこんだったから
それ以外の未来なんて俺には見えなかった
でも現に、''それ以外''の未来が来てしまったことを安直に受け入れる事はやはり不可能で
ましてや、それを目撃しちゃうなんて
心の中のなにかが酷い音を立てながら壊れていくのが自分でもよくわかった
心臓がなんか苦しくて、
気分が悪くなった。吐きそうだった
こんなの生まれて初めてで
慧「とうま…って…誰だよ〜」
俺の小さな声が自分の耳に届いてまたゾッとする
Aお願い
あの笑顔を俺以外に見せないでよ
俺以外に触れさせないでよ
そう、願うことしか今の俺には出来ないんだ
これがあの当時想像もしていなかった
''それ以外''の現実なんだ
俺の行動が起こした結果なんだ。
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あずきいろ
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美月(プロフ) - 東方の人さん» コメントありがとうございます!続編出ておりますのでぜひご覧ください! (12月10日 3時) (レス) id: 7628d4ff3f (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - まるさん» まるさん!ありがとうございます、、大変失礼しました<(_ _)> (12月10日 3時) (レス) id: 7628d4ff3f (このIDを非表示/違反報告)
東方の人 - どうなるの…?続き待ってます! (12月9日 10時) (レス) @page20 id: c42377ac9e (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - 失礼します!オリ/フラ外し忘れていますよ!💦 (12月9日 8時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美月 | 作成日時:2023年11月8日 2時