シアワセノカタチ

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涼介｢はよ〜…って伊野ちゃんなに！その顔｣



翌朝はクマが酷くて



薮｢なんかあったか？｣

慧｢いや大丈夫｣

裕翔｢大丈夫だったらそんなんなんないでしょ伊野ちゃん｣



みんなに心配される始末



慧｢寝不足なだけだよ笑｣



てきとうに笑って誤魔化しても



JUMP｢…｣




1５年以上一緒に過ごしているみんなにもう嘘は通じないことくらいわかってるけど




慧｢…｣




皆の視線を感じながらそっと重い瞼を閉じた





アナウンサー｢〜ですよね？伊野尾さん｣

慧｢え？あーそうなんじゃないですか〜？｣

芸人｢いやほんとテキトーだなあ笑笑｣




収録中どっとスタジオが笑いに包まれても




慧｢いや〜ちゃんと考えてますよ笑｣




俺自身心が笑っていない事なんて嫌でもわかった




雄也｢伊野〜尾くん、なんかあった？｣

慧｢ん〜高木はさあ〜いつ結婚したい？｣

雄也｢はぁ？笑笑｣




なにをいきなりとでも言いたげに目を大きく開いてたかきは笑う





慧｢俺らにとって結婚ってさあ、
いつがベストタイミングなんだろうって思って｣




｢アイドル｣という仕事をやらせてもらってる以上、結婚は程遠い存在なわけで、




雄也｢まあ〜時が来たら俺らもするんだろうな〜結婚、でもまあ、まだ先の話だろうけどさ｣




イケボで語る高木さん





慧｢先…か〜｣




先っていつなんだろう
3年後？5年後？10年後？もっとさき？
普通、とはなんだろう




雄也｢まあさ、俺らも普通の人間だから｣






それ以上は言わない高木
きっとなにか感じとってくれてたのかな

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