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｢っはぁ…｣
慣れないドレスにヒールのせいで上手く走れない
｢った…｣
かかとから出て止まらない靴擦れのあと
ヒソヒソと話しながらこちらを見つめる
突き刺さるような周囲の視線
でも、それでも
｢…けいっ｣
私には無くせないものがある
エレベーターで降りてすぐ、大きなシャンデリアが見えた
坂を登ると見えてくる大きなツリーとそれに群がるカップルたち
女の子｢ねえままみてー！お姫様がいるよ！｣
母｢あら、ほんと｣
人々｢なんかの撮影とかかな？｣
女の子｢でも、王子様がいないね｣
母｢…｣
王子様
私の、
また
迎えに来て連れ去ってよ
ねえ
｢けい…｣
限界の足を動かしながらどこにいるのかもわからない彼を探した
｢っくしゅん｣
この時期にしてはいい天気で暖かいけど
上着もなくては流石に寒さがきつい
ああ、だめだ、間に合わなかった、、
｢風邪、引くよ？お姉さん｣
肩に暖かな温もりを感じた後すぐに聞こえた
鼻にかかった独特な声
大好きな、大きくて綺麗な手
私の好きな匂い
慧｢…なにしてんのこんなとこで｣
みつけた、やっと
もう離さないで
世界にひとり。私だけの王子様
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
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まる??(プロフ) - おり／ふら立ってますよ！外したほうが良いかと…。💦 (12月26日 10時) (
レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月
| 作成日時：2023年12月25日 2時
