シアワセノカタチ.*kei I..3 (ページ21)

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ｺﾝｺﾝ

マネ｢お取り込み中失礼しまーす｣

窓の音が鳴ったと思ったらマモちゃん

慧｢まもちゃん俺頑張ったよ｣

マネ｢はいはい頑張った頑張った｣

慧｢えでもまってAがドレスじゃなくなってるんだけど｣

まさか！！！マモちゃん！！！！そんな！！！！！！

マネ｢着替え取りに行ってたんだよお前のロケ中に｣

慧｢なるほどね｣

よかったよかった
Aが嫌な思いしてなきゃいいけど

｢大丈夫だよ慧。ありがとうね｣

そう言って君は俺の不安を消すようにあたたかい優しさで包んでくれる

マネ｢んでどうするのこのあと｣

慧｢うち来るでしょ？｣

｢今日の今日で悪いし、私はホテ｢うちでいいよまもちゃん｣

何を言ってるんだこの赤ちゃんはまったくもう

｢…慧｣

慧｢無理。1人に出来ないよ今日は。言うこときいて｣

困ったように眉を八の字にする癖
変わらないんだね、ほんとに、

マネ｢俺もそれがいいと思う。今日はクリスマスだから多分どこも取れないと思うよ｣

よっまもちゃんナイスアシスト！
まあ、どうこうしたいとかじゃなくて、ほんとに1人にしたくなくてさ

｢じゃあ、お言葉に甘えて｣

そうして彼女はうちに来た

慧｢…｣

｢あの…｣

のは、いいのだけど

｢お風呂ありがとう…温かかった｣

蕩けるような笑顔！！！！！！
温まったせいか少し火照った頬
ツヤツヤの赤ちゃんみたいな肌！！！！！！

慧｢…｣

同じシャンプー使ってる事実！
そこに加わるAの匂い！！！！！
Aには大きすぎるスウェット

｢…けい？｣

だめだ、条件が揃いすぎてる

｢え！ちょっと大丈夫？｣

座る。とりあえず座って土下座をして隠すしかない。
ごめんA。こんな時に。男ってものは。

慧｢うん。持病。すぐ治る｣

え？！持病？！なんて言って慌ててる天使を見たい気持ちをぐっと抑えてそっと目を閉じて自然を感じる

慧｢冷蔵庫にアイス買ってあるよ。Aの好きなチョコミント。お食べ｣

え！ほんと！って嬉しそうに冷蔵庫に駆けていく足音

｢冷蔵庫開けていい？｣

慧｢あけなあけな、好きなだけあけなさい｣

やった♪なんて聞こえてきて俺の頬も緩む

慧(苦行だ…これは)