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慧｢……ねえまもちゃん、今日泊めて｣
マネ｢急に呼び出したと思えばなんだよ！！わざわざ来たのに！でも無理だよ今日は｣
慧｢な〜んでよ〜｣
マネ｢今日は奥さん誕生日なの｣
慧｢あらそれはダメだ｣
マネ｢ゆうやに泊めてもらえば？｣
慧｢た〜か〜き〜｣
�睫�｢パス｣
慧｢け〜ち〜｣
�睫�｢ごめん伊野尾くん笑笑｣
エリナが家を出るまでの間、おれは別の部屋を借りたんだけど、契約したその日は泊まれなくて絶賛困り中
慧｢家がないよ〜｣
マネ｢どっかホテル泊まれ｣
慧｢みんな心が冷たい｣
マネ｢ゆうや送る途中じゃなかったらこんな所まで迎え来てないからな！何とかしなさい｣
諦めてホテルを覚悟したその時、
恵比寿のイルミネーションが目に入った
慧｢あ、まもちゃん俺降りる｣
マネ｢え？なんだよ急に！！ あー、了解。遅いから気をつけて早めに帰れよ〜｣
慧｢はいよ〜｣
ひらひら〜と手を振りながら車を降りる
慧｢奥さんにおめでと言っといて｣
マネ｢嘘だけどな｣
慧｢え〜！｣
文句の1つもいい切る前に扉が閉まって無情にも車はメンバーの笑い声を乗せて走り去って行った
慧｢な〜んだよも〜｣
キラキラな道を1人ゆっくり歩く
あのすごい歌詞の歌でも聞こうと思ってイヤホンを取り出そうとした時
慧｢あらら｣
俺の手からまるで嫌がるように
イヤホンが落っこちてった
慧｢まーた変なとこに…、｣
取りずらい路肩に落ちて拾おうとした時
慧｢ん…これ｣
_慧｢お〜似合う似合う｣
_｢えへへ〜ありがとう｣
忘れるはずもない
俺があげたピアス
嬉しそうに付けてたAの顔が浮かぶ
慧｢なんでこんなとこに｣
そもそも今思えば、Aのって決まった訳じゃないのに、なんか自然と手に取ってて
そしたら前から光を放つ不審者が歩いてきて
｢……え｣
慧｢……え｣
空気が優しい香りに包まれながら俺たちは思わぬ再会を遂げた
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作者名：美月
| 作成日時：2023年12月10日 3時
